日月潭一周に自転車でチャレンジ。湖畔のサイクリングロードには、どんな見どころが?

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日月潭・水社自行車道から眺める湖

日月潭を自転車で一周すると、何時間かかる?サイクリングの道中には、どんな見どころが?「環潭自行車道」をぐるっと巡ってみました。

こんにちは!台湾国内旅行が大好きな、台北在住Mae(@qianheshu)です。

【日月潭のおすすめ四つ星ホテル「日月潭大飯店」。お部屋時間が観光になる、湖一望のロケーションが最高です!】の記事でも触れましたが、先日、初めて日月潭へ行ってきました!

日月潭に来たら、絶対にやってみたかったのが、湖をぐるっと一周すること。

ただし、日月潭は一周およそ30km

徒歩ではさすがに、時間的にも体力的にも厳しいので、今回はレンタサイクルを利用してみることにしました。

湖のまわりをぐるっと巡るサイクリングロード「環潭自行車道」からは、一体どんな景色が見えるのか?

今日は、日月潭一周サイクリングにチャレンジしてみた際の様子を、ご紹介したいと思います。

目次

日月潭でサイクリング。自転車はどこでレンタルできる?

日月潭・水社綜合商場にあるレンタサイクルショップへの案内

僕たちは、

日月潭の「水社」というエリアに

滞在したのですが、

 

周辺には、

レンタサイクルショップが

とてもたくさんありました。

 

時間単位でのレンタルに加え、

丸1日でのレンタルも可能。

 

今回は、日月潭バス停前の

「水社遊客中心」で見つけた

「OPENBIKE」にて、

レンタルしてみました。

 

日月潭・水社綜合商場にあるレンタサイクルショップのカウンター
日月潭・水社綜合商場にあるレンタサイクルショップのルート案内
日月潭・水社綜合商場にあるレンタサイクルショップの価格表

変速機付きの

一番基本的な自転車

「變速車」で、

丸1日350元(=約1,600円)

※1元=4.6円で計算。(2022年11月2日現在)

 

日月潭を一周する

「環潭」の場合は、

 

時計回りがおすすめ

とのアドバイスを

いただいたので、

 

その通りに、

巡ってみようと思います。

 

日月潭・水社綜合商場にあるレンタサイクルショップで借りた自転車
日月潭・水社綜合商場にあるレンタサイクルショップで借りた自転車のかご

走り終わった後に

振り返ってみると、

 

公道と自転車道との

アクセスや道幅など、

 

確かに、時計回りの方が、

より安全かつスムーズに

巡れたように感じました。

 

無事レンタルを終えていざ、

日月潭一周へ出発です!

(漕ぎ始めて1分と立たぬうちに、
変速操作を誤ってチェーンを
外してしまったのは内緒です…)

【水社遊客中心〜年梯觀景台】出発前に石碑と記念撮影。山道に入ると、野生動物と出会える場面も。

日月潭・水社綜合商場そばのスターバックス
日月潭・水社自行車道への案内

時計回りは

「スターバックスが目印ですよ!」

と、スタッフさんより

言われていたので、

 

「水社遊客中心」

すぐ近くにある、

スターバックスの方面へ。

 

お店の前を走っていくと

まもなく、

「水社自行車道」の

案内が見えてきました。

 

こちらから、湖畔へと

下りて行けるようです。

 

日月潭・水社碼頭に留まる船
日月潭・水社碼頭で記念撮影

日月潭一周サイクリングの

スタート記念に、

石碑の前で1枚、

撮影しておきました 笑

 

日月潭・環潭自行車道のサイン
日月潭・水社自行車道の湖沿い
日月潭・水社自行車道から眺める湖
日月潭・水社自行車道で記念撮影

湖畔の景色を眺めながら、

ゆったりと走ることができる、

水社自行車道。

 

上り坂を上ったところには、

太陽と月をモチーフにした

ベンチもありました。

 

日月潭・水社自行車道のトンネル
日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」の竹やぶ
日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」年梯景觀台に現れた野生の猿

トンネルを抜けると、

一気に趣が変わり、

あたりは緑が鬱蒼と茂る

山道に。

 

ガサガサと葉の擦れる音が

聴こえて見まわしてみると、

 

自転車道まで下りて来た

野生の猿にも出会えました。

 

日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」年梯景觀台の階段
日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」年梯景觀台
日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」年梯景觀台から眺める湖

少し自転車を止めて、

「年梯觀景台」への階段を

下りてみると、

 

山道に入ってから

見えなくなっていた湖畔が、

再び目の前に。

 

景色は美しいですが、

展望台に着くまでの

階段の上り下りが

意外とつらく、

 

序盤から、大切な体力を

削られてしまいました 笑

 

日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」の上り坂
日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」上り坂から眺める湖
日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」から一般道へ

年梯觀景台を過ぎて、

さらに山の上へと向かうと、

柵が途切れて公道へ。

 

ここからは、

車と一緒に走る道が

続くので、

 

気を引き締めて

行きたいと思います。

【大竹湖觀景台〜九蛙疊像】日月潭の有名スポットへ寄り道。蛙が9匹見えたら水不足って、本当?

日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」伊達邵部落への案内板

公道に入ってまもなく、

右手に「伊達邵部落」の

看板が見えてきました。

 

伊達邵部落は、

水社から見て、

ちょうど日月潭の

対岸にある集落。

 

グルメ店が集まっている

ということで、

お昼ごはんを食べる予定に

している場所です。

 

日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」大竹湖觀景台への道

ですが、

伊達邵部落へ向かう前に、

ちょっと寄り道。

 

沿道にある、

「大竹湖觀景台」という

スポットへ向かってみました。

 

日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」大竹湖觀景台
日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」大竹湖觀景台から眺める湖

林の中を進んでいくと

現れるのは、

 

濃密なススキの茂みが

間近に迫るウッドデッキ。

 

湖畔と聞いて

連想するイメージ

そのものが広がっていて、

 

ゆっくりと過ごしたい

ところではありましたが、

アリの大群がすごかったので、

早々に退散しました 笑

 

日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」伊達邵部落への上り坂
日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」水蛙頭步道
日月潭・九蛙疊像

再び公道を走って、

もう1つのスポットへ

寄り道。

 

「九蛙頭步道」

歩いて行った先には、

 

9匹の蛙が縦に重なっている

「九蛙疊像」が見えてきます。

 

ニュースでもよく登場する、

水不足のバロメーターと

なっている有名な蛙像。

 

一番上の1匹が

やっと見えている程度なので、

目下のところは、

水不足の心配もなさそうです。

 

日月潭・九蛙疊像の解説

9匹全部が見えると、

相当深刻な状況なのだと

ばかり思っていたのですが、

 

9匹見えても実はまだ、

貯水率は80%以上

あるんですね。

 

台湾在住のみなさんは、

ご存知でしたか?

(僕は、初めて知りました。)

 

日月潭・帖泊喀露営区(キャンプ場)

九蛙疊像から

伊達邵部落へと続く

遊歩道沿いには、

キャンプ場も。

 

綺麗な湖水が波を寄せる

湖畔でのキャンプ、

 

すごく心地良さそうで、

今度改めて

体験してみたくなりました。

【伊達邵部落〜玄奘寺】上りの坂道がうねる難所へ。チャレンジの前に、ローカルグルメで腹ごしらえを。

日月潭・伊達邵部落
日月潭・伊達邵部落の野菜売りトラック

「伊達邵部落」に到着したら

早速、お昼ごはん探し。

 

屋台グルメや小吃店が

たくさん並んでいて、

 

大皿メニューの

レストランが主な水社とは、

また違った雰囲気。

 

ホテルも集まっており、

すぐ目の前に対岸への

船着場もあるので、

 

こちらのエリアで

滞在するのも、

なかなか良さそうです。

 

日月潭・伊達邵部落で食べた魯肉飯
日月潭・伊達邵部落で食べた點心

後から調べてみると、

僕たちが入ったグルメ店、

評価が芳しくない模様。

 

でも正直、

そこまでひどくはなかったし、

かわいいルックスの

点心もあって、

 

僕たちは、

普通においしく楽しみながら

いただきました。

 

日月潭・伊達邵部落で食べた紅茶ソフト

食後のデザートには、

別のお店で、

紅玉紅茶のソフトクリームも

いただきました。

 

紅茶の香りが濃厚で、

底には、抹茶ゼリーも。

 

ほんのり疲れを感じている

カラダに、やさしい甘さが

染み渡るようで、

 

ちょっぴり体力を

回復できた気分です。

 

日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」玄奘寺への上り坂
日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」から見える觀世音菩薩像

腹ごしらえを終えたら、

サイクリング再開。

 

ここからの急カーブが続く

上り坂は、

 

「日月潭一周サイクリング

一番の難所」と、

サイクリングショップで

伝えられていたところ。

 

カーブのせいで、

見通しも悪くなるので、

車に注意しながら

進んでいきましょう。

 

日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」玄奘寺の入口
日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」玄奘寺から見える拉魯島

「玄奘寺」という

お寺まで辿り着いたら、

ようやく上り坂のてっぺん。

 

日月潭の方を

見下ろしてみると、

 

日月潭周辺に暮らす

邵族の方々にとっての

聖地とされている、

 

「拉魯島」も

望むことができます。

 

日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」玄奘寺

こちらの玄奘寺、

三蔵法師のお骨が

納められているらしい、

なかなかすごいお寺。

 

時間に余裕が

なくなって来たので、

境内をざっと見るだけで

終えてしまいましたが、

 

今度また来る機会があれば、

建物内もぜひじっくり

見てまわりたいスポットです。

【頭社】走るルートを間違える痛恨のミス。しかし、野菜や果物が育つ一面畑の景観に興味津々。

日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」の壁に描かれた絵
日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」玄奘寺から湖畔へ

玄奘寺を過ぎたあたりから、

ようやく下り坂が

多くなります。

 

山を越えたうれしさで

ペースを上げたくなりますが、

 

下りこそ、

スピードが出やすく

危ないので注意。

 

適宜ブレーキをかけつつ、

気をつけながら

下りて行きます。

 

日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」環湖一號隧道

そして、ここで

あるハプニングが。

 

「環湖一號隧道」という

トンネルに差し掛かり、

何の迷いもなく

吸い込まれて行った僕たち。

 

しかし、実は、

日月潭一周サイクリングの

ルートから言えば、

間違い。

 

トンネルの傍らに伸びている(はずの)

道こそが、

自転車道へとつながる

正しいルートです。

 

ですので、

ここからしばらくは、

ルートを間違えてしまった例

として、ご覧ください 笑

 

日月潭・頭社を走る一般道
日月潭・頭社に伸びる檳榔樹
日月潭・頭社の看板
日月潭・頭社に咲く花
日月潭・頭社の野菜売り場

トンネルを抜けた先は、

檳榔樹がニョキニョキと伸びる

「頭社」という集落。

 

野菜や果物、

花もあちこちに咲いた畑や、

無人の野菜販売所がある、

一面畑の景観が広がります。

 

先ほどまでと

ガラッと趣が変わり、

 

これはこれで

おもしろい体験ではありますが、

集落を抜けた先がつらかった…

 

日月潭・頭社を坂道から眺める

終わったと思っていた

上り坂が、

容赦無く再び出現。

 

日月潭も全く見えなくなり、

ここに来てようやく、

道を間違えたことに

気づきます。

 

しかも、上り坂は

かなり長距離で続いており、

疲れ切っていたカラダには

なかなかの試練。

 

おまけに、

傍らを巨大トラックが

どんどん走り抜けて行くので、

かなり怖いです。

 

もはや、

ペダルを漕ぐのは諦めて、

歩きながら

坂を上っていく僕たち。

 

体力もそろそろ限界で、

挫けそうになったその時。

 

日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」月潭自行車道へのトンネル
日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」再び湖畔へ

運よく前方に、

「月潭自行車道」と書かれた

入口が見えてきました!

 

トンネルを抜けた先に広がる、

湖畔の平坦な

サイクリングロードに

辿り着いた瞬間は、

 

あまりの安堵に、

感激の涙が

押し寄せそうでした 笑

【向山遊客中心〜水社遊客中心】自転車返却のタイムリミット迫る。走馬看花でラストスパート。

日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」向山遊客中心
日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」向山遊客中心前のサイクリングロード
日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」向山遊客中心から眺める湖

正しいルートに戻った

僕たちは、

坂道でのロスを取り戻さんと、

ラストスパート。

 

自転車返却の時間が

迫っていたので、

ほとんど景色を楽しむ余裕は

なかったのですが、

 

「向山遊客中心」周辺の

美しさには、

思わず目を惹かれました。

 

何となく地中美術館が

思い出されるような

建築様式や、

 

湖畔の庭園がとても綺麗で、

ゆっくり散歩したくなるような

景観が広がっています。

 

日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」水社壩

「水社壩」に差し掛かると、

湖畔の柵がなくなって、

湖とダイレクトにつながる

遊歩道に。

 

こちらは、

自転車から下りての通行が

必須なので、

 

歩きながらしばし、

湖の景色を堪能します。

 

日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」水社綜合商場へと向かうサイクリングロード
日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」水社綜合商場近くの並木道

宿泊していた

「日月潭大飯店」前を

通過して、

 

湖の中からも木々が伸びる

並木道へ。

 

ここまで来れば、

ゴールまであと一息です。

 

日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」水社綜合商場へ帰還

まもなく

日が暮れようかという頃。

 

スタート地点の

「水社遊客中心」に、

無事到着!

 

自転車の返却にも、

何とか間に合わせることが

できました。

 

途中で挫けそうなった場面も

ありましたが、

 

ゴールしてみると、

やっぱり達成感でいっぱい。

 

日月潭の魅力に

まるごと触れられる、

貴重な体験ができて、

 

とっても疲れたけれど、

大満足です!

まとめ

日月潭1周サイクリング「環潭自行車道」の案内板

今日は、

日月潭一周サイクリングに

チャレンジしてみた際の

様子を、ご紹介しました。

 

ちなみに、日月潭一周は

3〜5時間で可能と、

レンタサイクルショップで

説明を受けていた僕たち。

 

結果、どのくらい

時間がかかったかと言いますと…

 

何と、

6時間かかりましたー!

(おそらく、序盤で寄り道しすぎました。)

 

アップダウンが激しく、

車やトラックが行き交う

山道の公道を走るのも、

 

サイクリングに

慣れていない身には、

なかなかハード。

 

気楽にサイクリング

するのであれば、

 

公道を走る必要がない

「水社遊客中心〜

向山遊客中心」を

往復するだけでも、

 

充分楽しめそうだな、

と、感じました。

 

それでも、

せっかくの日月潭。

 

「やっぱり一周したい!」

という方は、

 

レンタサイクルショップでの

アドバイスも参考にしつつ、

安全には充分気をつけた上で、

チャレンジしてみてくださいね!

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