内視鏡検査で生検になっても、穏やかに結果を待ってほしいと思った話。

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台北・國泰綜合醫院の待合スペース

台湾の病院で内視鏡検査から目覚めたら、突然告げられた「病理切片(生体検査)」のこと。結果が出るまでの期間は不安ですが、良い方向に考えることも大切だと学びました。

こんにちは!台湾在住9年目を迎えております、Mae(@qianheshu)です。

先日初めて、大腸の内視鏡検査を受けました。

検査前の食事制限って、特に苦もなく乗り越えられる方もおられるのでしょうが、食べることが大好きな僕には、なかなか辛かったです 笑

特に、検査の前日は飲みものしか口にできないので、何をする気力も起きず、耐え忍ぶのみでした。

「無痛檢查(全身麻酔での検査)」を選んだので、検査自体は何の実感もないくらいあっさりと終了。

ですが、検査後に目覚めてみると「病理切片をした」との報告がありました。

日本語では「生体検査」にあたるのですが、それを聞いてから結果が出るまでの1週間は、正直心ここに在らずな状態が続いてしまいました…

結果から言うと、特に大きな問題はなかったのですが、その期間中に感じていたことをシェアしてみたいと思います。

 

目次

内視鏡検査をすることになった経緯。

台北・國泰綜合醫院の待合スペース

実はここ半年ほど、

消化器系の調子がしっくりとこない日が

時々あり、ある大学附属の病院へ

通っていました。

 

最初は胃鏡(胃カメラ)での検査をし、

軽度の逆流性食道炎が見られる

ということで、

しばらく処方された薬を服用。

 

そのおかげもあってか、

最近では胃の状態も良好になりました。

 

「ひとまず、もう薬も必要ないだろう。」

 

ということで、先生からも

お墨付きをいただいたのですが、

 

最後に確認の意味で、

「何か他に気になることはありますか?」

と尋ねられました。

 

実は、胃の治療と同時にもう一つ、

腸に作用する薬も

飲んでいました。

 

おなかがどうにも張りやすいと言うことで

処方していただいたのですが、

 

こちらの症状は、

まだ時々続いていたので、

その点について相談してみることに。

 

「これを食べると症状が出やすい」

という食べものの見当も、

だいぶついてきてはいたものの、

やはり心配は続いていました。

 

すると先生から、

 

「心配であれば、

大腸の内視鏡検査もしてみますか?」

 

とのご提案が。

 

大腸の内視鏡検査は、

これまで一度もしたことがなかったので、

 

心配の種をなくすという意味でも、

先生のご提案にしたがって、

受けてみることにしたのです。

内視鏡検査の後に伝えられた「病理切片(生体検査)」のこと。

台湾の健康診断センター「國泰健康管理」の検査フロア案内

検査自体は、

全身麻酔のおかげもあって、

何の苦痛を感じることもなく、

本当にあっという間に終わりました。

 

ただ、目が覚めてから、

看護師さんから告げられた

気になる一言。

 

それは、

「病理切片をしました。」

というお話でした。

 

病理切片とは、

日本語で言うと「生体検査」のこと。

 

検査の過程で

疑わしい部分を見つけたら、

組織を採取して詳しい検査をする、

というもののようです。

 

これを聞いた瞬間、

心に波風が立ちました。

 

もちろん、

少しばかりの心配を感じていたからこそ、

検査をしてみたわけではあります。

 

しかし、これで本当に

「何か異常があった」と、

確定したように思えたからです。

 

看護師さんも、結果が出るまでは

何も言えない立場にあるのかと思うので、

「結果は後日、医師からお話します」と。

 

そのお言葉もまた、

不安に追い討ちをかけるようで、

落ち着かない気持ちになりました。

結果が出るまでの1週間。インターネットの情報で不安に駆られる。

メガネとパソコンのキーボード

検査の結果が出るまで、

1週間。

 

その間は、表面上では

普段通りの生活を送りながらも、

心ここに在らずな状態が続きました。

 

「病理切片」について、

インターネットで

調べてみたりもしました。

 

すると、

中国語・日本語どちらのサイトでも、

 

必ずと言っていいほど出てくるのが

「大腸がん」という言葉でした。

 

生体検査によって採取した組織が、

良性なのか、それとも悪性なのか。

 

それを判断するのが、

大腸内視鏡検査の際に行われる

生体検査の主な目的、

ということを理解しました。

 

やめておけば良いものを、

調べれば調べるほどに、

自分のカラダに何が起こっているのか、

怖くなってきました。

 

実は昨年、僕のおばあちゃんは、

大腸がんが原因で、

天国へと旅立ちました。

 

その出来事も記憶に新しいので、

余計に不安になりました。

 

台湾で一緒に暮らしている

ボーイフレンドも、

「きっと問題ないよ〜」と、

元気づけてくれましたが、

 

やはり心の奥底の不安は

拭いきれないでいました。

 

良性とか悪性とか、

判断をしなければいけないようなものが、

カラダの中にあったという事実。

 

不安からインターネットに走って、

また恐怖に駆られて…

 

なぜ、

「息肉切除(ポリープ切除)」ではなく

「病例切片」と説明されたのか?

 

内視鏡検査時では処置できないくらいの、

大きなものだったのか?

 

思考がどうしても、

悪い方向ばかりに向かってしまいました。

結果を聞いて気づいた「小さな処置で健康になれた」という考え方。

台北・國泰綜合醫院診察室前モニターに表示される番号

そうして、

不安に駆られる1週間が過ぎ、

ようやく検査結果を聞くために、

病院へと行く日に。

 

ドキドキしながら、

診察室の扉を開け、

先生の前に座ります。

 

結果から言うと、

採取した組織は「良性」でした。

 

そして、息肉切除の処置ではなく、

病理切片となったのは、

 

疑わしい組織が大きすぎたからではなく、

むしろその逆で、

 

ポリープ切除の器材を使う必要もないほど、

ごく小さな組織だったため、

ということも分かりました。

 

そして、必要な処置は

内視鏡検査時に全て完了しているため、

病院に通う必要もない、

ということを伝えられました。

 

ここでようやく、

1週間に渡って感じていた不安が、

一気に晴れることに。

 

「そうか。こういうケースもあるのだ!」

 

と、悪い方向ばかりに

考えすぎていた自分が、

少し愚かしくも思えました。

 

良い方向に考えれば、

 

「検査と同時に行った小さな処置で、

より健康な状態になった。」

 

ということ。

 

そういう風に最初から考えられていれば、

もっと穏やかにこの1週間を

過ごすこともできていたのかも

しれません。

 

そして、インターネットの情報から、

勝手に(悪い)妄想を膨らませること、

 

気持ちがネガティブな時には、

ネガティブな情報に囚われがちになることの

危うさにも、

ハッとさせられたような気がします。

まとめ

台北・國泰綜合醫院の清算カウンター

今日は、

内視鏡検査で生検になっても、

穏やかに結果を待ってほしい


と思った話

を、シェアしてみました。

 

検査の結果、

何かが見つかったとなると、

とても不安だと思います。

 

ですが、僕のようなケースもある

ということをお伝えしたくて、

この記事を書きました。

 

ただ単に、

僕が根っからのネガティブ人間過ぎただけ

だったのかもしれませんが、

 

もし僕と同じように

不安に駆られそうになった方へ。

 

「悪い結果ばかりではない」と考えて、

どうか結果が出るまでの時間を、

穏やかに過ごされますように。

 

僕のおなかが張りやすい原因はどうやら、

見当をつけた食べものにありそう

とほぼ確定したので、

 

それらは控えつつ、

気をつける部分は気を付けつつ、

 

これからも台湾で

元気に食べていきたいと思います 笑

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