春節(旧正月)にマカオ旅行へ行く前に知っておきたい9つのこと。

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マカオのおしゃれな小道

現地での両替は?レストランやショップの営業状況は?世界遺産観光は楽しめる?春節(旧正月)期間中のマカオ旅行で気になるポイントを整理してみました。

こんにちは!台湾在住8年目になりましたMae(@qianheshu)です。

先日、春節の連休を利用して、初めてマカオへ一人旅してきました!

台湾と同じ中華圏で、春節(旧正月)を過ごす習慣もあるマカオ。

日本でいうお正月に当たる、この時期に足を運ぶに当たって、観光はどのくらい楽しめるのか、両替所やレストランなどは営業しているのかなど、心配な点もいくつかありました。

では実際に、マカオへ行ってみて、どうだったのか?

今日は、僕が旅行前から気になっていた春節のマカオ旅行で知っておきたいポイントについてまとめてみました。

結論から言うと、やはり平常時とは事情が異なります。

春節期間中のマカオへご旅行される際の、参考としてお役立ていただけると幸いです。

 

目次

1. 春節(旧正月)のマカオは、ホテル宿泊料金が激高。

マカオのホテルのエレベーターホール

まず、出発前の準備段階で

知ったことですが、

春節期間中のマカオのホテルは、

どこもものすごく高くなります。

 

調べてみると、

平常時の2〜3倍ほどに

跳ね上がっていました!

 

マカオは

春節がオンシーズンということで、

一年でも指折りの書き入れ時。

 

同じく春節休暇のある中華圏

(特に中国大陸)からの旅行客が増えるため、

ホテルの需要もそれに伴って

グッと上がるようです。

 

僕は、ホテル料金のあまりの高さに

ビックリしてしまい、

最終的にはAirbnbを利用することに。

 

しかしそれでも、ホテルと同じく、

宿泊料金はかなり高めの設定

となっていたので、

予算内のお部屋を見つけるのに

少し苦労しました。

 

春節にマカオ旅行をご計画の際には、

宿泊費を多めに見積もっておく必要が

あると思います。

 

2. 市街地の銀行は休業。民間の両替所なら営業しているところも。

マカオ市街にある民間両替所

出発前に一番心配していたのが、

現地で使うお金のこと。

 

平常時であれば、街なかの銀行などで

簡単に両替できますが、

春節期間中はどこもお休みになります。

 

僕が旅行に訪れた際には、

除夕(旧正月の大晦日)は

ほとんどの銀行が開いていましたが、

初一(旧正月の元旦)以降は

全て休業していました。

 

しかし、民間の両替所であれば、

春節期間中でも開いているところが

ありました。

 

現地に到着してからでも、

現地のお金がなくて困る、

という事態はなさそうです。

 

マカオと香港の硬貨

ただ、出発前から

両替のことが心配でならなかった、

小心者の僕。

 

最終的に、使う予定の現金を、

あらかじめ「香港ドル(HKD)」

準備して行きました。

 

なぜ、香港ドルなのかと言うと、

マカオの通貨「パタカ(MOP)」は、

マカオ以外の場所では入手困難なため。

 

そして、マカオでは、

スーパーでもコンビニでも飲食店でも、

香港ドルがパタカと同様に、

ごく普通に使えるので、

今回の旅行は香港ドルのみで通してました。

 

マカオの世界遺産「議事亭前地(セナド広場)」近くにあるレストランの店内

お店では、

「1HKD=1MOP」のレート。

 

つまり、

「30パタカ」のものを食べれば、

「30香港ドル」支払えば良い、

ということになります。

 

正式なレートでは、

1HKD=1.03MOP(2020年1月現在)

となっているため、

香港ドルで支払いをすると

若干損をします。

 

しかし、

そのわずかな差や手間よりも、

今回は利便性を優先しました。

 

両替が心配な方は、出発前にあらかじめ

「香港ドル」を準備して行くのが

おすすめです。

 

3. SIMカードは空港で入手可能。自動販売機での販売も。

マカオのSIMカード

僕はいつも、

海外へ行ったときには現地で

「SIMカード」を買って、

スマホのインターネット環境を

確保しています。

 

旧正月大晦日のマカオ空港では、

キャリアのカウンターは

開いていなかったのですが、

旅行社のカウンターでも

SIMカードの取り扱いがあったので、

そちらを利用しました。

 

また、到着ロビーには、

SIMカードの自動販売機もありましたので、

いつでも入手は可能かと思います。

 

ただ、使う日数や

データ容量のバリエーションは、

旅行社のカウンターの方が豊富でしたし、

設定までしてもらえたので助かりました。

 

4. ローカルのグルメ店やショップは休業。食事は有名スポット周辺やチェーン店が確実。

マカオの世界遺産「議事亭前地(セナド広場)」

春節は、中華圏の人にとって、

一年で最も大切な休暇。

 

旧正月と言うように、

日本のお正月と同じような時期なので、

多くのお店が長期休業をします。

 

お食事どころも例外ではなく、

ローカルなお店は、

ほとんど営業していないもの

と思って良いと思います。

 

ホテル内にある

レストランなどは開いていますが、

さすがにお高いので、

毎食となると厳しい…

 

一人旅で

リーズナブルに抑えたい僕は、

滞在中ほとんどの食事を、

チェーン店で賄っていました。

 

マカオのお粥

マカオのマカロニスープ

マカオの菠蘿豬扒包(ポークチョップサンド)

マカオの点心

ただ、チェーン店と言っても、

ファストフードばかりではなく、

お粥やマカロニスープ、

ポークチョップサンド、点心など、

マカオならではのグルメが

楽しめるお店もたくさん!

 

どれもおいしいものばかりで、

かなりバラエティに富んだマカオごはんを

堪能することができました。

 

また、チェーン店でなくても、

観光スポット(特にセナド広場)周辺であれば、

営業しているお店もありました。

 

春節期間中のマカオのお会計

食事に関して、

もう一点知っておきたいのは、

休日価格のこと。

 

春節期間中のマカオの

グルメ店でお食事をすると、

通常よりも2〜3割増しのお値段

になります。

 

決して不当に請求されているわけではなく、

そういうシステムになっていますので、

誤解されませんように。

 

5. スーパーやコンビニ、ドラッグストアはほぼ開いているので安心。

マカオのコンビニ

現地でのおみやげ探しや、

ちょっとした必需品の調達でお世話になる

スーパーやコンビニ、ドラッグストア。

 

これらのお店は、

春節期間中も営業しているのでしょうか?

 

街を歩いてみた印象では、

観光スポット周辺、生活エリアを問わず、

スーパーは8割ほど、

コンビニやドラッグストアに関しては、

ほぼ100%開いていました!

 

必需品のお買いものでは、

全く問題なくスムーズに

運んだように思います。

 

6. マカオでの移動はバスがメイン。春節期間中も休日ダイヤで通常運行。

マカオのバス

マカオには、タイパ〜コタイ地区に

LRTが開通していますが、

世界遺産の集まるマカオ半島において、

移動時に一番お世話になるのは

「バス」かと思います。

 

春節期間中も、休日ダイヤで

平常通り運行されていますので、

移動への影響は、特にありませんでした。

 

廣東語とポルトガル語で書かれた、

赤枠のスタンドがマカオのバス停。

 

乗る時は、台湾でバスに乗る時と同じく、

手を上げて乗車したい意思表示をします。

 

マカオの交通ICカード「澳門通 Macau Pass」

料金は先払い方式で、

どこまで乗っても

一律6MOP(=約80円)。

 

交通ICカード「澳門通」を使えば、

半額の3MOP(=約40円)で利用できます。

 

土地勘がないので、

最初は戸惑いましたが、

慣れればとても便利なので、

観光にぜひ活用されてみてください。

 

7. リゾート施設でのショッピングは問題なし!春節期間中も通常営業。

マカオのリゾート施設の屋内広場

マカオには、

デパートとホテルが一緒になった、

きらびやかで巨大なリゾート施設がたくさん!

 

そんなリゾート施設での

ショッピングを楽しみに、

マカオを訪れられる方も

少なくないかもしれませんね。

 

春節期間中の営業状況は

どうだったかと言うと、

どのリゾート施設も平常通りオープン

 

世界中から旅行客が訪れ、

非常に賑やかな雰囲気に

満ちていました。

 

マカオのリゾート施設「威尼斯人(VENETIAN)」

マカオのリゾート施設のショッピングエリア

特に、コタイエリアには、

テーマパークと呼んでも差し支えないような、

リゾート施設の数々が威風堂々に並んでいて、

お買いもの好きにはたまらない環境が

整っています。

 

建物の中なのに、

どこを歩いているのか分からなくなるくらい、

とにかく巨大なので、

お連れの方とはぐれたりしないよう

ご注意ください 笑

 

8. 世界遺産は屋外スポットなら見学可能。入場が必要なスポットは要確認。

マカオの世界遺産「聖若瑟修院及聖堂(サン・ジョセ修道院聖堂)」

僕がマカオ旅行で

一番楽しみにしていたのが、

「世界遺産」巡り。

 

400年以上に渡って、

ポルトガルの影響を

色濃く受けてきたマカオ。

 

もともと現地に根付いていた文化と、

ポルトガル文化がミックスされた景観が

街中に広がっており、マカオ半島には、

30の世界遺産が存在しています。

 

僕も、

到着当日(旧正月の大晦日)から早速、

広場や教会や家屋など、

いくつかの世界遺産を巡ってきました。

 

マカオの世界遺産エントランスに貼られたコロナウイルスに伴う閉鎖通知

ただ残念ながら、

春節とは別の「ある事情」により、

2日目(旧正月の元旦)からは、

ほとんどの世界遺産を

見ることができませんでした。

 

実は、僕が訪れた2020年の春節は、

中国発のコロナウイルスが

猛威を振るっていたタイミング。

 

マカオだけでなく、

香港や台湾、韓国、日本でも感染者が発見され、

各国ともウイルスの抑え込みに

かかっていました。

 

特に、中国大陸からの旅行客が多いマカオは、

ウイルスへの危機感が非常に強く、

各国に先駆けて次々と対策を実行。

 

その一環として、

旧正月の元旦から予防のために、

入場が必要なほとんどの世界遺産は、

全て閉鎖となりました。

 

ですので、

通常の春節期間中の開放具合が

どのようなものかは、

今回はあまり把握できませんでした…

 

マカオの世界遺産「崗頂前地(聖オーガスティン広場)」

マカオの世界遺産「大三巴牌坊(聖ポール天主堂跡)」

ただ、「セナド広場」や

「聖ポール天主堂跡」など、

屋外のスポットは、

平常時と同じく見学可能。

 

春節期間中に、

敷地内や建物内へ入場の必要な

世界遺産を訪れられる際には、

あらかじめ開放時間を

チェックしておくのが良いかと思います。

 

9. 春節ならではの賑わいを楽しむなら、廟巡りがおすすめ!

マカオ「普濟禪院」の初詣の様子

マカオの世界遺産「媽閣廟」

先ほど、

「ほとんどの世界遺産が閉鎖」

と書きましたが、実はいくつかは

平常通り開放されていたスポットも。

 

新年のお祈りに訪れる方の多い

「廟」や「教会」などのスポットは、

平常時と変わらず開放されていました。

 

特に、世界遺産であるないに関わらず、

「廟」は春節のマカオで

ぜひとも訪れてみたい場所。

 

初詣に訪れる現地の方たちで、

とても華やかな賑わいとなっていて、

春節でしか見られない風景にも

出会えます。

 

マカオの世界遺産「媽閣廟」の初詣で捧げられた風車

マカオ「普濟禪院」に捧げらえた線香

マカオ「普濟禪院」の初詣で立ち上る煙

新年のアイテムを売る出店や、

もりもり&特大の線香たち、

むせかえらんばかりの濃厚な煙…

 

新年ならではの体験をしたいなら、

間違いなく一番なスポットではないかと

思います。

 

ちなみに、僕が訪れたタイミングでは

中止されていたのですが、

マカオの春節には

パレードや花火イベントも行われるそうです。

 

来年は事態も収束し、

普段通りのマカオに戻っていることを、

願ってやみません。

 

まとめ

マカオのおしゃれな小道

今日は、

春節(旧正月)にマカオ旅行へ行く前に

知っておきたい9つのこと

をご紹介しました。

 

平常時とは違うからこそ、

注意しておきたいこともある、

春節期間中のマカオ。

 

しかし逆に、

春節にしか体験できないこともありますので、

ぜひポイントはしっかり抑えた上で、

満喫されてみてください。

 

春節(旧正月)を迎えたの台北の観光スポット「行天宮」

ちなみに、

僕が住んでいる街・台北も、

春節期間中は、普段と街の様子が異なります。

 

詳しくは、

【春節(旧正月)の台北で市内観光はどのくらい楽しめるのか検証してみました。】

の記事にてご紹介していますので、

春節期間中の台湾旅行をご計画中の方は、

ぜひ参考にされてみてくださいね。

※記事中の日本円表記は1パタカ=13.6円で計算しています。(2020年1月現在)

 

▼こちらの記事もよくお読みいただいています!▼

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→ベトナム・ホーチミンを旅して気づいた9つの発見。

→街全体が世界遺産!マレーシア・ジョージタウンの魅力とは?

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コメント

コメント一覧 (2件)

    • お役立ていただけたなら、すごくうれしいです!
      2泊3日くらいあれば、マカオをたっぷり楽しめるかと思います!

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