2023年の保有株式の配当利回りは?ポートフォリオの銘柄はどう変化した?台湾で株式投資を始めて6年目の僕の運用状況をまとめてみました。
こんにちは!台湾在住まもなく丸10年、現地で株式投資をしております、Mae(@qianheshu)です。
今年も、台湾株式の配当シーズンが始まりました!
僕もまだ全銘柄からの受け取りまでは終えていませんが、配当金額はすべて確定。
「受け取った配当は、どうやって投入して行こうかな?」と、考えを巡らせているところです。
台湾も2022年秋頃から国境が開かれ、ようやくアフターコロナの生活がスタート。
アフターコロナの効果が、株式配当へと本格的に現れてくるのは2024年以降であるかとは思いますが、今日は、アフターコロナへのスタートを切った2023年の運用状況についてまとめてみます。
※この記事の内容は、台湾株式の銘柄をおすすめするものではありません。あくまで僕個人の運用状況の一例として、ご覧いただけますと幸いです。
2023年の台湾株式からの配当状況は?
毎年のように
書いていることではありますが、
僕が株式投資で
重視しているのは「配当」。
投資銘柄を決める際も、
配当利回り(特に現金配当)を基準に
考えることが多いのですが、
2023年は
上の表のようになりました。
昨年2022年の配当利回りが
軒並み好調だったこともあり、
何となく予想はしていましたが、
2023年はやはり
少し落ちたかな、という印象。
配当額0元の銘柄も
出てしまった他、
アフターコロナの
業績回復を期待している銘柄も
まだ振るわず、
少し複雑な心境です。
とは言え、
全体的に見て悪い
というほどではなく、
結果自体はまずまずかな、
というところです。
2023年現在のポートフォリオは、昨年からどう変化した?
購入時の平均株価を元に
計算した株価上昇率は、
上の表のようになりました。
コロナ以降、
マイナスな銘柄は相変わらず
マイナスですが、
それ以外の銘柄に関しては
大きな問題はなし。
マイナス銘柄も、
もう少し今後の業績を
観察していきたいと
考えているので、
今のところ、
手放すことまでは
考えていません。
今年配当0元を叩き出した銘柄も、
昨年までは好調でしたし、
損失を生んでいるわけでは
ないので、
引き続き保有していくと思います。
ただ、昨年は保有していた
1銘柄をすべて売却したので、
ポートフォリオの比率には
少し変化が。
現在は全7銘柄で、
保有比率のバランスに
注意しながら運用しています。
売却によって出た利益は、
すでに他の銘柄へと投入済み。
全体の配当利回りの
向上を目指して、
引き続き各銘柄への資金投入を
続けていきたいと思います。
これからの台湾株式運用に関して、考えていること。
先ほど、
「保有比率のバランスに
注意しながら」
とは書きましたが、
実は最近、
少し気になっていることが
あります。
農業や鉄鋼、紡績など、
古くからある産業のことを
台湾では
「傳統產業(傳產)」と呼びます。
これまで各銘柄の推移を
追って来た中で持っているのは、
傳產に属する銘柄は、
比較的株価が安定しており、
利回りも安定している場合が多い、
という印象。
急激な成長は
あまり見込めないとしても、
僕は配当利回りを重視して
銘柄選びをしている関係もあって、
傳產に属する銘柄に
魅力を感じることが多いです。
ただ、
「あまりに傳產の銘柄に
偏り過ぎではないか?」
と、一方では感じることも。
傳產とひとことで言っても、
業種は多様にあるので、
そこは分散するように
心がけていますが、
少しモヤモヤ。
台湾の産業の花形は
何と言っても、
新しい産業で、
今後も成長性が見込まれる
「科技業」ですが、
僕はほぼ
保有していないに等しいです。
せっかく台湾の株式に
投資しているのに、
科学技術系の銘柄を
ほとんど保有していないのは、
正直ちょっと
もったいないような
気もしています。
あと、昨年と同じくですが、
購入時の株価よりも
高くなっている銘柄が多く、
それ自体は喜ばしい。
ですが、買い増すタイミングを
見極めることができず、
非常に悩んでいます。
悩みすぎて、資金の動きを
かなり鈍らせてしまっているのも、
ここ数年ずーっと続いている
モヤモヤ。
以上のようなことを
考えているゆえ、
現在保有しているものは
引き続き保有しつつ、
それとは別に
新しい銘柄あるいはETFに、
投資を始めるかもしれません。
結局手が出せずに、
1年後も同じように
モヤモヤ悩んでいる可能性は
ありそうですが(笑)、
ひとまずこれからは
そんな方向性で動いていこうかな、
と、考えています。
まとめ
今日は、
アフターコロナが始まった
2023年の台湾株式運用状況
について、まとめてみました。
台湾の株式に
投資をしているみなさんは、
今年の配当状況、
いかがでしょうか?
良い結果が出ていますことを、
同じく台湾株式に投資をしている
ひとりとして、
お祈りしております。
▼ こちらの記事も、よくお読みいただいています! ▼
→ 【台湾で株式投資】アフターコロナを見据えた2022年の運用状況は?
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コメント
コメント一覧 (2件)
前さん
税務上の居住者なら、国内企業の配当には課税されないのではないでしょうか。証券会社と確認されてはいかがですか。
参考:https://www.pwc.tw/en/publications/assets/taiwan-pocket-tax-book-2020.pdf
• Dividends
For non-resident shareholders (including companies
and individuals), tax is withheld at source on dividends
distributed by a resident company in Taiwan. The
withholding tax rate for dividend payments is 21%,
but this may be reduced to between 5% and 15%
under certain available double taxation agreements.
No withholding tax is imposed on dividends paid to a
resident shareholder.
情報ありがとうございます!
以前に聞いた記憶ですと、
配当金から先に非居住者としての税金が引かれますが、
居住者に当てはまる等で払いすぎている場合は、
確定申告の際に払い戻しされる、
という説明だった気がします。
ただ、実際に確定申告をしてみると、
その他の諸々と相殺される関係か、
戻ってきたり、戻ってこなかったりと
年によって違っている状況です。
僕も正直、すごく気になっているので、
今度時間を見つけてもう一度
詳しく聞いてみたり、
調べてみたりしたいと思います!