台北で温泉旅行を満喫したい方必見!名湯・北投温泉を無理なく楽しむならこちらがおすすめです!
こんにちは!思わぬグッドチャンスに恵まれて台北一の温泉街・北投に滞在中のMae(@qianheshu)です。
せっかく温泉街に泊まっているのだから、「いざ温泉三昧!」といきたいところなのですが…
実は、北投は台湾に数ある温泉街の中でも指折りの「高級」温泉街。
「気軽に」、「リーズナブルに」楽しもうと思うと、意外と難しい場所だったりします。
そうは言っても、諦めきれないのが人の常。
せっかくやって来たからには、やっぱり温泉入りたいですよね!?
そこで今日は、台北在住の僕が北投に通い詰める中で出会った「コスパ◎な温泉」3つをご紹介!
貴重な「お財布に優しい」温泉で、日々の疲れを癒しちゃいましょう!
日本よりも高い!? 北投温泉のホントのところ。
北投の温泉街と言えば、
一般的にはMRT淡水信義線(レッドライン)の
新北投駅から観光名所「地熱谷」までの一帯
を指します。
歩いてみるとすぐに分かりますが、
日本でも有名な「加賀屋」を筆頭に
高級温泉旅館がずらり!
一般市民がふらりとやって来る場所、
というよりは
「特別な日のお祝い」や
「ビジネスの接待」、
「外国人観光客の滞在先」
として利用する場所
というイメージの方が、
実は強い気がします。
そのため、
日帰りで利用するとしても
料金はかなり高め。
大浴場のみの利用でも安くて
7-800元
(=約2,600〜3,000円)
くらいからが相場です。
湯屋(個室タイプの温泉)で
一人200元(=約740円)や、
大浴場一人40元(=約150円)
というスポットも確かにあります。
しかし!
湯屋の場合は
基本的には「二人以上での利用」、
「40分〜1時間くらいの時間制限つき」
のところがほとんど。
その上、料金が極端に安いところは
設備が「絶句するくらい」古い
ことが多いです。
そして、安い大浴場の場合は
ほぼ「水着着用」が原則。
さらに、水着なしで入ることができる
「裸湯」の大浴場となると、
かなり数が限られてきます。
温泉大国・日本からやってきた
僕たちからすると、
北投で満足できる温泉を探し当てるのは、
思った以上に大仕事なのです。
「コスパGOOD」な温泉の選定基準。
ということで、
今回、僕が北投でリーズナブルな温泉を
探すにあたって重視したことは、
1. 一人でも利用できる「大浴場」があること。
2. 水着なしで入れる「裸湯」であること。
3. 清潔感があること。
4.料金は相場より安めの300元(=約1,100円)以内であること。
この4点に絞って、
北投の街を巡ってみました。
北投最安の裸湯大浴場!?「北投青礦名湯」
とにかく「安く温泉を楽しみたい!」
という方にオススメなのが
「北投青礦名湯」。
まず、こちらの温泉のウリは
「24時間営業」!
早朝だろうが真夜中だろうが、
入りたいときにいつでも利用できる
というのはありがたい限りです!
そして、カウンターで
大浴場のチケットを買うのですが、
お値段何とビックリの…
120元(=約440円)!
北投の最安値の相場が
だいたい7-800元ですから、
ナント5分の1以下です。
これはおトクすぎます!
さて、ゲートをくぐって、
いざ大浴場へと入ってみます!
すでに入浴中の人がいるので
中の様子は撮れませんが、
40度前後の低温池1つに、
45度前後の高温池1つ、
それに冷水池をプラスして、
合計3つのコンパクトな浴場です。
お湯はうっすらと青みがかった
「青礦(ラジウム泉)」。
若干ぬるぬるとした滑りが特徴で、
温泉の質は完璧です!
そして、心配していた清潔度ですが、
こちらも合格!
なかなか
キレイに保たれています!
しかし、安いには
安いなりの理由もあるわけで…
まず、更衣スペースと
浴室は分けられていないので、
浴槽真ん前の荷物棚で
着替えなくてはいけません!
鍵をかけられるタイプの
荷物棚もないので、
貴重品を持ち歩いていると
結構不便かもしれませんね。
さらに、浴室内のトイレは
まさかの「ドアなし」!
あられもない姿のおじさんが、
丸見えなのです!
ただ、それらを差し引いたとしても、
北投でとにかく安く
温泉を楽しみたいなら
ココが間違いなくベスト!
銭湯に行く気分で、
ふらりと気軽に温泉を楽しみたい
という方にはオススメです。
タオルやシャンプー類の備え付けは
ありませんので、
必要なものは持参しましょう。
北投青礦名湯
Address : 台北市北投區中央北路一段12號
TEL : +886-2-2895-3030
営業時間:24時間営業
Web : http://www.beitou-spring.com/
昭和天皇も訪れた創業110年の老舗温泉「瀧乃湯」
北投温泉街のちょうど中ほどまで
進んだところにある「瀧乃湯」は、
創業100年以上を誇る老舗中の老舗。
高級旅館が立ち並ぶエリアにありながら、
とてもリーズナブルに楽しめるとあって、
老若男女問わず
多くの人が訪れる温泉として知られています。
瓦屋根に木造の縁側と、
台湾にいることを
思わず忘れてしまいそうになるほどの
純和式建築は、
ちょうど、2017年に
リノベーションを終えたばかり。
昔ながらの趣は残しつつも、
より快適な環境へとグレードアップして、
世界中からのお客さんたちを
出迎えています。
お庭に遺されている
石碑を拝見してみると、
そこには「皇太子殿下」の文字が。
この皇太子殿下とは
後の「昭和天皇」のことで、
台湾へ来られた際、
こちらの「瀧乃湯」に立ち寄られたことを
記念するものらしいです。
さすがは1世紀もの時を超えて、
愛され続ける名湯。
日本にゆかりのある歴史的スポット
という意味でも、
訪れて損はないかと思います。
入湯料は150元(=約560円)と、
非常にお財布に優しいお値段。
現在は大浴場のみでの
営業となっていますが、
個室風呂の「湯屋」も
改装が終了次第
利用できるようになるそうです。
ホームページに掲載されている
写真はまだ改装前のものですが
(改装後の写真はこちら)、
リノベを終えたばかり
というだけあって、
浴場内はかなり清潔。
100年の歴史が
凝縮されているような
石造りの浴槽は、
46℃、44℃の
2種類の温度設定になっています。
うっすら青みを帯びた
「青礦(ラジウム泉)」のお湯は、
チクチクとした刺激が
ほんのりと感じられるほどに
成分が凝縮されていて良質。
昔ながらの木組の屋根が
間近に観察でき、
温泉に浸かりながら
古き良き建築方式を眺められるのも
ユニークなポイントです。
浴室内は、
更衣スペース(鍵付きロッカーあり)、
シャワースペース、
トイレ(ドア付き)が
しっかりと区切られていて、
とても使いやすい設計になっていました。
石けんやタオルは持参が必要ですが、
それを踏まえても、
150元とはにわかに信じがたい
クオリティの高さ。
リノベによって
日本人にも非常に馴染みやすい環境に
生まれ変わっているので、
由緒ある温泉を
リーズナブルに楽しみたい方は
ぜひ足を運んでみてください!
瀧乃湯
Address:台北市北投區光明路244號
TEL:+886-2-2891-2236
営業時間:6:30~21:00(水曜定休)
Facebook:https://www.facebook.com/longnice
ホテル内のアットホームな大浴場でまったり!「熱海大飯店」
北投温泉街のメイン通り・
光明路を中ほどまで歩いていくと
「熱海大飯店」という
ホテルが見えてきます。
エントランスには
何も書かれていないので
気づきにくいですが、
実はこちらの
ホテル内にある大浴場は
宿泊客以外でも利用できる、
ちょっとした穴場スポットです。
ホテルというだけあって、
かなり本格的な装いのロビー。
本格的すぎて、
「泊まりじゃないけど
ホントに大丈夫なのかな…」と、
若干ドキドキするかもしれませんが、
大浴場を利用したい旨を伝えると、
ちゃんと入浴チケットを購入できますので
ご安心を。
入浴料は
300元(=約1,110円)。
120分の時間制限付き(充分!)とは言え、
高級旅館街の
ど真ん中であることを考えると、
相当に良心的なお値段です。
タオルは購入もできますが
(150元=約550円)、
可能であれば持参するのが
良いかと思います。
大浴場があるのは、地下一階。
カウンターで
先ほどのピンク色のチケットを
スタッフさんに渡せば、
浴場へと案内してもらえます。
貴重品類はカウンター横にある
鍵付きロッカーに預ける必要があるので、
タオルや化粧水など
必要なものだけ取り出して、
カバンごと預けてしまうのが
良いかと思います。
また、浴室内には
トイレの備え付けがないので、
こちらの休憩スペースで
入場する前に済ませておくのも
お忘れなく。
大浴場内の更衣室は、
浴室とは完全にセパレート。
清潔感もバッチリで、
日本人にも馴染みやすい設計に
なっています。
浴室は思っていたよりもコンパクトで、
10人ほどですっかり埋まりそうな
大きめの浴槽一つとシャワースペースを
他のお客さんと共用するイメージ。
「白磺」と呼ばれる
うっすらと白いお湯の温度は40度前後と、
ゆっくり浸かるにはぴったりの設定です。
土曜日の昼間に利用したのですが、
お客さんはなんと、
僕とボーイフレンドの2人のみ。
スタッフさんが時たま
「湯加減いかがですか~?」
と呼びかけに来てくれるくらい、
アットホームな雰囲気の中、
ほとんど貸切状態という
贅沢な時間を楽しむことができました。
ちなみに、熱海大飯店は
ゲイカップルを主役にした広告を
SNS上で発表したことで話題となった
LGBTフレンドリーホテル。
個室温泉付きの
オシャレなお部屋も用意されているので、
北投温泉での滞在を
お考え中のカップルの方は、
ぜひご検討されてみてはいかがでしょうか?
熱海大飯店
Address:台北市北投區光明路258號
TEL:+886-2-2891-5161
大浴場営業時間:10:00〜22:30
Web:http://www.atamihotel.com.tw/ja/
まとめ
今日は、
リーズナブルに楽しむ
北投温泉のイチオシ3選
をご紹介しました!
MRT新北投付近の温泉街を
歩きまわってみましたが、
300元以下で入れるというのは
本当に少数派。
さらに「水着必要なし」で「大浴場」、
「清潔度にも問題なし」となるともう、
「この3つのスポットをおいて
他にはない!」という結論です。
2人以上でご旅行の方は、
個室タイプの「湯屋」という
選択肢もありますので、
もう少し選択肢が
増えてくるかもしれません。
ともあれ、旅費を節約したいという方、
1人でも台北で温泉を楽しみたい
という方は、
ぜひ今回ご紹介したスポットへ
足を運んでみてくださいね!
※記事中の日本円表記は1元=3.7円(2017年4月現在)で計算しています。
▼台北旅行出発の前に、旅の予習にたっぷり耽ってみては?▼
次回の台北旅行、どこに泊まるかはもうお決まりですか?
『【筆者宿泊済み】台北と九份のおすすめホテル&ゲストハウス9軒。』では、
僕が実際に宿泊させていただいた台北の快適なホテル&ゲストハウスを
ご紹介しています。
MIT(Made in Taiwan)アイテムにこだわったLGBTフレンドリーホテルや、
有形文化財で暮らすように泊まれる古民家ゲストハウスなど、
旅のスタイルに合わせて、様々な選択肢がある台北滞在。
どこに泊まろうかとお悩み中の方は、ぜひご参考いただけるとうれしいです!
▼こちらの記事もよくお読みいただいています!▼
→台湾一アートな温泉!?宜蘭・礁溪「蔥澡」でオモシロお風呂体験。
→台湾ゲイに人気!観光客の知らない宜蘭・礁溪の森林風呂って?
→台湾・宜蘭の特大個室温泉付きおすすめホテル。礁溪バスターミナル徒歩7分の「ISPAVITA B&B Resort」。
コメント
コメント一覧 (12件)
次回、台湾に行った時、百樂匯溫泉飯店に行ってみたいです。
ぜひとも行きましょう!なかなか快適ですよ!
温泉つかって、ゆっくりしましょう!
百樂匯溫泉飯店潰れてました…
調べてみたところ、リニューアル(?)のため現在一時的に営業を停止しているようで、
3月からまた再開するようです。
ブログ内容も更新しておきます。情報ありがとうございました!
情報ありがとうございました
8/14/17 訪れましたが、入り口が板でクローズ。
廃業した様にみえます。
これから改装するんですかね?
百樂會溫泉、入り口の張り紙には「リニューアルします」と書かれているのですが…
もしかすると、難航しているのかもしれません。
北投温泉の銭湯行ってきました。ご案内が無ければ行けませんでした。
言われたとおり、強烈な印象です。草津の公衆浴場みたいなもんですね。
男湯は、みんな無口で湯治の様でした。いい思い出です。
僕個人としてはトイレの扉がないのが特に衝撃的でした 笑
北投へは長らく足を運べていないので、時間を見つけてまた行ってみます!
北投青礦名湯に行ってみました。
ここも値上がりしているのだろうな?と思ったら据え置きの120元で良かったです。
地元の人たちの銭湯みたいな感じでしたね。
更衣スペースと浴室は分けられていないのは蘇澳冷泉やリニューアル前の瀧乃湯で免疫ができているので気になりませんでした(笑)
本当にためになる情報をありがとうございます♪
こちらの記事を参考に先日家族で熱海大飯の温泉につかってきました。
詳しい記事のおかげで不安なく行くことができありがとうございました。
おお!お役立ていただけたようで、すごくうれしいです!
北投温泉には、まだまだ気になる温泉がたくさんあるので、
また近いうちに更新できるようがんばります!