まるでひと昔前のダンスホール!約50年の歴史を誇る老舗の排骨飯をいただきながら、西門町でタイムスリップしてみませんか?
こんにちは!台湾グルメの食べ歩きが大好きな台北在住日本男子Mae(@qianheshu)です。
ある日、仕事終わりに西門町周辺をふらふらしていると、すごーく気になるお店を発見しました。
「東一排骨總店」という排骨飯(パイグーファン)のお店らしいのですが、外観からして明らかにグルメ店らしくない。
むしろ、ちょっと妖しい雰囲気が漂っていて、入ろうかどうか最初は戸惑ってしまったくらいです 笑
ところが、いざ足を踏み入れてみると、そこに広がっていた光景に驚き!
今が2019年であることを思わず忘れそうになるような、とびきりレトロで不思議な空間がお出迎えしてくれました。
一体、どんな店内なのか?そして、どんなメニューがいただけるのか?
今日は、台北・西門駅近くで出会った老舗排骨飯店「東一排骨總店」をご紹介したいと思います。
これが排骨飯のお店!? タイムスリップしたかのような不思議なレトロ空間が広がる「東一排骨總店」。
「東一排骨總店」があるのは、
MRT西門駅5番出口から歩いて、
5分ほどのところ。
「中山堂」というコンサートホールの敷地を抜けてすぐ、
お店の名前がデカデカと書かれた
緑色の看板が見えてきます。
お店は、この階段を上った先の2階。
いかにも雑居ビルといった風の構えに、
若干入りにくさを感じてしまうかもしれませんが、
勇気を出して(?)上がって行きましょう。
エントランスのガラス扉の向こうには、
忙しそうに動き回る店員さんと、
お会計に並ぶたくさんのお客さんの姿が。
この写真を撮っている間にも、
続々と新しいお客さんがやって来ていました。
いざ店内へと足を踏み入れると、
そこはムーディーなジャズの音色が響き渡る空間。
「これが本当に排骨飯のお店!?」と、
にわかには信じられない、
きらびやかなホールが広がります。
まるで、ひと昔前のダンスホールに
迷い込んでしまったかのよう。
心なしか、粋な装いの方が多いような気がするのは、
お店に漂うムードのせいもあるのでしょうか。
ウェイターさんは、
みなさんベテランと言った面持ちで、
絶えずホールの様子を伺う目線は
まさにプロそのものです。
ここまで来ても未だ、
グルメ店に来ている感がゼロなのですが、
テーブルに置かれているメニューを見て
ようやく納得。
このWordで作った風のデザインもまた、
老舗の喫茶店みたい感じで、妙に惹かれます 笑
看板メニュー「排骨飯(パイグーファン)」だけじゃない!気になるごはん系メニューをいただきます。
「東一排骨總店」は、お店の名前にもなっている
「排骨(パイグー)」のごはんが看板メニュー。
ですが、実はそれ以外にも、
ごはん系メニューが揃っています。
全6種類の中から、
気になったごはんをいただいてみました。
排骨飯(150元)
まずは、王道の
「排骨飯(150元=約530円)」。
台湾でよく見かける排骨(パイグー)とは、
豚バラ肉の唐揚げのこと。
唐揚げと言っても、
日本の鶏からのようにコロコロしたタイプではなく、
手のひらほどもあろうかという大きな一枚肉を
豪快に揚げたもの。
こちらのお店のものも、
ざっくりカットしたお肉がドカンとやって来ます。
排骨は、さっくりとした食感に揚げられていて、
食べごたえ満点!
胡椒の効いた豆干と蘿蔔乾の炒めものもまた、
ごはんとの相性抜群で、食がどんどん進みます。
牛腩飯(160元)
僕が「東一排骨總店」で一番お気に入りなのが
「牛腩飯(160元=約560円)」。
「牛腩飯」は、台湾式のハヤシライスと言うのが
しっくりとくる一品。
適度に歯ごたえののこるビーフがごろごろ入っていて、
ピリ辛なルーがごはんによく合います。
コクがあると言うよりは、
ライトでサラッとした口あたり。
ごはんものながら、あっさりといただけるのも、
お気に入りのポイントです。
ちなみに、ごはんメニューには
スープがセットになっているのですが、
具材や味付けが毎日少しずつ違っている日替わり。
この日は、
たけのこと白きくらげの具だくさんスープ。
おだしと塩気がしっかり効いていて、
こちらも良いお味でした。
咖哩飯(150元)
日本でもおなじみのごはんメニュー
「咖哩飯(150元=約530円)」も試してみました。
こちらはまさに、
典型的な台湾式のカレーライス。
ルーは水分多めのサラサラ仕上げながら、
決して薄味ではなく、
たっぷり入った具材にも風味がしみしみ。
ほろっと崩れるチキンの柔らかさから、
じっくりコトコト煮込まれているのが伝わってきます。
ただチキンは骨付きなので、
いただく時には少し注意が必要。
「台湾式のカレーってどんな味?」と気になる方は、
ぜひ試されてみてください。
コーヒーにジュース、サンデーまで。食後にいただきたい喫茶メニューにも注目。
「東一排骨總店」のおもしろいところは、
排骨飯のお店なのに、
「喫茶メニュー」も充実していること。
コーヒーやジュースなどのドリンクに加えて、
アイスクリーム入りのサンデーまで
いただくことができます。
食後にあま~いデザートを頬張りながら、
とことん東一ワールドに浸っちゃいましょう 笑
「水果聖代(130元=約460円)」は、
大きなスイカにパパイヤ、ブドウがドカッとのった
フルーツサンデー。
いかにも老舗喫茶店のスイーツと言った感じの
ルックスにもまた、心惹かれます。
フルーツの下には、
メロンのようなバニラのような風味の、
ぷちぷちチョコチップ入りアイスクリーム。
台湾スイーツとはまた違った、
ほんのり懐かしさ漂う甘さが、
この不思議なレトロ空間によく似合っていました。
喫茶メニューは、まだあまり試せていないので、
これからまた少しずつ堪能していこうと思います。
まとめ
今日は、台北・西門町の排骨飯のお店
「東一排骨總店」をご紹介しました。
ごはんが美味しいのはもちろんですが、
昔ながらの趣がここまでのこされているグルメ店は、
台北でも非常に貴重な存在かと。
お食事に喫茶にと、
オールマイティーに利用できるのも、
このお店ならではのユニークな点かと思います。
西門町周辺にご滞在される際や、
お近くまで観光やショッピングへお越しの際に。
台湾ならではのレトロな魅力にどっぷり浸りたい方は、
ぜひ立ち寄られてみてくださいね。
※記事中の日本円表記は1元=3.5円で計算しています。(2019年7月現在)
東一排骨總店
Address:台北市中正區延平南路61號
営業時間:10:00~20:00(月曜定休)
TEL:+886-2-2381-1487
▼魅惑の台湾グルメを眺めながら、旅への想いを盛り上げておきましょう!▼
次回の台北旅行、どこに泊まるかはもうお決まりですか?
『【筆者宿泊済み】台北と九份のおすすめホテル&ゲストハウス9軒。』では、
僕が実際に宿泊させていただいた台北の快適なホテル&ゲストハウスを
ご紹介しています。
MIT(Made in Taiwan)アイテムにこだわったLGBTフレンドリーホテルや、
有形文化財で暮らすように泊まれる古民家ゲストハウスなど、
旅のスタイルに合わせて、様々な選択肢がある台北滞在。
どこに泊まろうかとお悩み中の方は、ぜひご参考いただけるとうれしいです!
▼こちらの記事もよくお読みいただいています!▼
→台北主要エリアのおすすめグルメ総まとめ。MRT(地下鉄)駅ごとに美味しいお店を整理してみました。
→台北・西門町で朝ごはんに立ち寄りたい3つのおすすめグルメ店。
→牛肉麵1杯2,500円!?有名歌手御用達の「北芳園」で超豪華台湾麺料理を食べてみた。
コメント
コメント一覧 (4件)
こんにちは~ 東一排骨は私も大好きでよく行きます。台北駅からも西門町からも同じくらいの距離なので(要するにどっちからも歩く)あんまり暑いときはめげちゃうんですけどね。お昼ごろに行くと注文したお弁当を受け取りに来る人もたくさんいるようです。で、いくつか。
・箸とかはテーブルの下に隠すようにおいてある
・本来は入店時にカウンターのところで注文とお会計をするらしいのですが、観光客は日本式にテーブルに着席して注文、品物が揃ったところでお金を渡せばだいたいオッケー、帰りがけにお会計でもたぶん大丈夫
・日本人だと気がつくと片言の日本語ができる店員さんが相手をしてくれることもある
・魚のフライも美味しい(おかずだけの注文も可能なので排骨飯+魚フライをよく注文する)
という感じです。
カレーライスに関しては、西門町の万年商業大楼地下の「金園排骨」のカレーライスが、とろりとした日本の懐かしいカレーライスそのものでおすすめです。
おお!情報ありがとうございます。
萬年商業大樓の地下にもごはんを食べられるところがあるのですね!
カレーライス、すごく気になるので今度ぜひ行ってみます。
反応ありがとうございます。万年商業大楼、いわゆるオタクビルで上の方をウロウロする日本人観光客は多いと思いますが、地下で食事をする人はあんまり見かけません。地元の若い人が多いです。
東一排骨ですが、以前は排骨が別皿で出てきたと記憶しています。ちょっと行かないあいだにいつのまにか変わってますね。来月訪台のときに久しぶりに行ってみようと思います。
いえ、いっこーさんの記憶にお間違いはないですよ!
僕がごはんにのせてから食べるのが好きなので、排骨をのせた後の写真です。
ぜひ行かれてみてください!