日本三古泉に数えられる良質な温泉を、貸切で。目の前でシェフが仕上げる絶品コース料理も楽しめる有馬温泉の古民家旅館「ホテル花小宿」で、素敵な想い出づくりができました。
こんにちは。先日、ボーイフレンドと２人で日本へ一時帰国してまいりました、Mae（@qianheshu）です。
前回の日本で、道後温泉の旅館に泊まって以降、日本の温泉宿での滞在をとても気に入ったらしい彼。
今回は関西地方を訪れたのですが、「温泉宿に泊まりたい！」という彼の希望があり、神戸の有馬温泉に１泊することにしました。
その際に宿泊したのが、有馬温泉街の中心部にある「ホテル花小宿」。
道後温泉では、純和風な旅館に滞在したので、今回は少し趣の異なる宿を選んでみました。
木造古民家の雰囲気が存分に活かされた洋風のインテリアや、貸切で入れる館内の温泉、目の前のキッチンで仕上げてくださる食事など、印象にのこっているポイントがたくさん。
冬の日本ならでは美しい風景に出会うこともでき、大満足の滞在を楽しむことができました。
今日は、神戸・有馬温泉の「ホテル花小宿」より、滞在した際の様子や感想などをご紹介したいと思います。
木造２階建ての情緒あふれる古民家宿に滞在。有馬温泉の散策にもピッタリな「ホテル花小宿」。
「ホテル花小宿」があるのは、
有馬温泉の温泉街ど真ん中。
周辺にはおみやげ店やカフェ、
立ち寄り湯などが充実しており、
観光に非常に便利な
ロケーションにあります。
それでいて、温泉街の中でも
少し奥まった場所にあるので、
閑静な環境の中で
過ごすことができます。
外観からも
お分かりいただけるように、
ホテルの建物は
木造２階建ての古民家。
温泉街をぐるっと一周してみましたが、
このあたりでも特段に古くから
建っているように思われるほど、
昔ながらの情緒があふれます。
僕たちが滞在した翌朝は、
偶然にも有馬温泉が
初雪を迎えた日。
外に出てみると、
お庭の植物や瓦屋根が
真っ白な雪化粧をまとっていて、
運よく日本の冬ならではの
美しい風景を眺めることも
できました。
広々とした玄関をくぐると、
大変丁寧な対応で
お出迎えをしてくれる
スタッフさん。
チェックインの手続きを終えた後は、
館内をまわりながら１つ１つ、
設備についての説明も
してくださりました。
コーヒーマシン用の
ポーションや自動販売機は、
１階の廊下に。
２階へ上がったところにある
ソファスペースにも、
コーヒーマシンの準備がありました。
館内には、
貸切にて利用できる
温泉もありますが、
それはまた、後ほど。
和洋の趣が美しく調和する洋風ツインルーム。高い天井と大きな窓付きで、ゆったり過ごせます。
今回予約したのは、
お宿の２階にある
「洋風ツインA」のお部屋。
ホテル花小宿には、
畳の間を備えた
和風のお部屋もありますが、
今回は洋風のお部屋を
選んでみました。
天井がかなり高い上、
一面が窓になった縁側も
設けられており、
写真で見ていた印象以上に
ゆったりとした空間に。
ベッド２台にソファ、
冷蔵庫やテレビ台など、
調度品がしっかりと
揃えられていながら、
２人で滞在しても
全く窮屈さを感じることなく、
快適に過ごすことができます。
ベッドはふかふかとした感触が
とても心地よく、
ついつい布団にくるまって、
朝寝坊したくなりそう。
温泉で芯まで
温まった効果も手伝ってか、
ぐっすりと休むことができました。
縁側には、
窓越しに外を眺めながら
過ごせるテーブルも。
お茶や電気ポットも
用意されているので、
こちらに座って
一息入れられるのも、
温泉宿らしい心くばりを
感じるポイントです。
古民家ではありますが、
Wi-Fiもバッチリ繋がるので、
旅の調べものも
スムーズに捗ります。
お風呂は階下にある
温泉を利用するため、
お部屋内に
シャワー・バスタブはありませんが、
その分、トイレとシンクも広々。
アメニティは歯ブラシのみなので、
カミソリなど他に必要なものがあれば、
持参するのが良いかもしれません。
クローゼットには、
浴衣の上から着られる羽織の他に、
湯かごの準備も。
このかごに
タオルや着替えなどを入れれば、
かばんを持たずに
外湯へ出かけられるので、
滞在中は何度もお世話になりました。
日本三古泉に数えられる有馬温泉を、貸切で。半混浴・半露天の外湯も利用できます。
館内には、
宿泊者が貸切にて利用できる
温泉も。
利用時間できる時間は、
15:00〜翌11:00。
浴場は館内２カ所に設けられており、
他の宿泊者が使っていない
タイミングで、
自由に入ることができます。
浴室内には、
ボディーソープやシャンプー、
化粧水や乳液などの
アメニティがしっかり。
脱衣所ではエアコンも使えるので、
雪が降るほど冷え込んだ
寒さの中でも、
快適に準備ができます。
有馬温泉に来たのは
初めてだったのですが、
金の湯の色の濃厚さに驚き。
鉄分を含んでいる温泉は、
湧き出す瞬間は透明ですが、
空気に触れた瞬間に
赤みを帯びた褐色へと
変化するのだそうです。
僕たちが利用した浴室には、
サウナも完備。
シャワースペースも
広々と取られていて、
２人でゆったりと温泉を楽しめる
環境が整えられていました。
ちなみに、
温泉は館内だけでなく、
ホテル花小宿から
歩いて３分ほどのところにある
系列旅館「御所坊」内の
大浴場も利用できます。
こちらの浴場の様子は
Webサイトをご参照いただければと
思いますが、
半混浴・半露天のスタイルが
採られているのが特徴。
利用時間が
15:00〜20:00と短めですが、
開放感あふれる環境で
温泉を楽しめるので、
ぜひ合わせて
足を運んでみてください。
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素材の良さ・でき立てにこだわる「ホテル花小宿」の山家料理。１泊２食のお料理も存分に堪能したい。
ホテル花小宿での滞在中、
良質な温泉と同じくらい
深く印象に残っているのが、
館内１階の食事処
「料膳 旬重」にていただく
お料理。
今回は、
神戸ビーフ格付けの中でも
希少なブランドだという
「但馬玄（たじまぐろ）」を
いただけるコースを選んでみました。
みなさんは
「蘇」という食べものを、
ご存知でしょうか？
三角形にカットされたこちらは、
生乳を６時間ほどかけて煮詰めて作る、
飛鳥・平安時代より伝わる
食べものなのだそう。
プレーンタイプは、
チーズのような芳醇な香りが特徴で、
ここに黒豆やきな粉、
抹茶などを混ぜ込んで、
いろいろなフレーバーに
仕上げられています。
夕食の前菜には、
２種類のフレーバーが
添えられていましたが、
とろっと解けるような
食感がユニークで、
おつまみとしてもピッタリそうな
お味です。
前菜もおいしかったのですが、
お刺身がまた、
忘れられないほどの絶品。
火鉢の中から取り上げた
真っ赤に燃える炭で、
シェフが目の前で
焼き目を入れてくれるのが、
エンターテイメントとしても
おもしろい。
プリっと弾けるような歯ごたえの中に、
焼き目から立つ香ばしい風味が加わって、
ボーイフレンドと２人、
揃って目を見開くほどの
おいしさでした。
ひと口サイズにカットされた、
やわらかジューシーな但馬玄も、
もちろん絶品。
わさび、もろみ、
醤油、塩、酢の５種類の調味料で、
５度おいしい仕上がり。
どの調味料をつけるかで
風合いがガラッと異なって、
ひと口ごとに違ったお味を楽しめるのが
非常に新鮮でした。
ごはんものは、
白ごはんとカレーライスから、
いずれかを選択。
福神漬け付きの
カレーライスをいただいたのですが、
深いコクのあるルーと
釜炊き白ごはんの相性が素晴らしく、
コースも終盤ながら、
ペロッと平らげてしまいました。
最後に振る舞ってくださった、
液体窒素で固めて作る
栗のアイスクリームも印象的。
ほろりととろけるほどに
栗のまろやかな風味が広がって、
それでいて甘さひかえめで
さっぱり。
新感覚のデザートで、
夕食のコースは見事な締めを
迎えました。
そして、朝には
お魚をメインとした朝食も。
品数豊富にご提供いただいた
朝食も非常においしく、
朝から元気がカラダの隅々まで
染み渡るかのようでした。
まとめ
今日は、
神戸・有馬温泉の
古民家旅館「ホテル花小宿」
を、ご紹介しました。
ポイントをまとめておくと、
良かった点
- 情緒あふれる木造２階建ての古民家
- 懇切丁寧なスタッフさんの対応
- レトロな趣いっぱいの洋風インテリア（洋風ツインA）
- 貸切で利用できる館内の温泉
- 半混浴・半露天の外湯の大浴場も利用可
- 目の前のキッチンで仕上げてくれる絶品のお料理
- 有馬温泉街の散策に便利なロケーション
留意すべき点
- 防音が弱め
- 夜間はスタッフさん不在（電話連絡可）
台湾でも古民家に滞在すると
よくあるのですが、
昔ながらの建物な分、
新しい建物と比べるとどうしても、
防音が弱めになってしまうのは
避けられません。
おとなりの部屋の声などが
ぼんやりと聞こえてくるので、
互いに静かな環境で過ごすための
配慮は必要になるかと思います。
ただ、それを考慮しても、
木造古民家ならではの趣や
貸切温泉の快適さ、
ハイクオリティな食事などを
楽しむことができ、
全体として大満足。
ボーイフレンドにも、
純和風の温泉旅館とは一味違った
滞在を体験してもらえて、
とっても良い想い出づくりが
できました。
有馬温泉での滞在先をお探しの方は、
ぜひ候補に加えてみては
いかがでしょうか。
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ホテル花小宿
住所：兵庫県神戸市北区有馬町1007
電話：078-904-0281
Web：http://hanakoyado.com/
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