台湾で超ローカルなグルメスポットに入る時、これを知っておくと少しだけ大胆になれるかもしれません。
こんにちは!5年目に入った台湾生活のおかげで食事スタイルも味覚も台湾化が絶賛進行中のMae(@qianheshu)です。
「台湾に行くよ~!」となると一番の楽しみはやはり「台湾グルメ」という方が大多数ではないかと思われるのですが、みなさんもう何を食べたいかチェックは始めていますか?
超人気の小籠包に、お肉たっぷりの牛肉麺、お祭り気分でいただく夜市グルメの数々…と、挙げはじめると本当にキリがないくらいの美食天国。
あと3か月もすればそろそろマンゴーも出まわってきて「かき氷」がおいしい季節にも突入します。
台北で生活している僕も、ごはんの時間は未だにワクワクしてしまうほどに選択肢が超豊富です。
そんな旅行の醍醐味とも言えるお食事タイムですが、台湾のホントに美味しいお店はローカル感が超濃厚なところも少なくなく…
お店の前まで行ったはいいが、日本のお店のルックスとのあまりの違いに踏みとどまってしまう方もおられるかもしれません。
そこで今日は、前もって知っておくと少しだけ勇気が湧いてくる(?)台湾ローカルグルメ店の攻略ポイント&食事マナーをご紹介。
これを読んだらぜひ、現地のお店で実践してみてくださいね!
食事人数は伝える方が無難。
まずお店に入ったら、指で示すだけでもいいので、
一応何人で来ているかを店員さんに告げた方が間違いないかと思います。
お昼や夜の食事の時間帯には満席状態になるお店も少なくないので、
店員さんがどこのテーブルに案内するかを都度考えている場合があります。
席まで案内してくれるようならそれに従えば良いですし、
もっと簡単に「請坐!(チン ズオ:中へどうぞ!)」と案内された場合は
自分で空いている席を見つけましょう。
ただお店によっては、入り口を入っても全く相手にしてくれないところも
(かなりの割合で)あります。
店員さんも自分たちが入ってきているのを目にしている上で、
20秒くらい経っても何のアクションも起こしてこない時は、
席は自由に座って良いシステムと考えてほぼ間違いないので、好きなテーブルに腰を下ろしましょう。
注文はオーダー表に記入。
無事テーブルに着いたら、お店の全メニューが書かれた
オーダー表がないかどうか探してみましょう。
テーブルの上やレジカウンターの前、
あるいは店内に入ってすぐのところなどに置かれていることが多いので、
見つけたらこれにテーブル番号と頼みたい料理の数を記入していきます。
すべて漢字なので名前を見ただけでどのような料理なのか推測するのは難しいかもしれませんが、
店内の壁やテーブル上に看板メニューの写真がある場合は参考にしましょう。
お値段も記載されていることがほとんどなので、
オーダー時に確認できるあたりは旅行者にとってかなり安心なポイントかと思います。
料理がすべて運ばれて、確認用のオーダー表をテーブルに置いていってくれる場合は、
これをお会計時にカウンターまで持って行きましょう。
ない場合は、カウンターでテーブル番号を伝えれば頼んだものを合計してお会計してくれます。
しかし、全てのお店にオーダー表が準備されているかというとそういうわけでもなく、
かなりローカル度の高いお店や朝ごはん屋さんなどでは
壁にかけられたメニューを見ながら口頭でオーダーするスタイルのところも。
その場合は、食べたいものを指さしで告げるか、
紙に書いてあげると店員さんに伝わりやすいかと思います。
お会計は食べる前?後?
台湾のローカルグルメ店はお店によって、オーダー時に同時にお金を払う「前払い」と
食後にレジへ行って払う「後払い」の2種類があります。
ただ、どちらのスタイルをとっているかというのは
オーダーする段階になって発覚することがほとんどなので、
こればっかりは臨機応変に対応するしかありません。
僕も初めて行ったお店では必ず
「先要付嗎?(シェン ヤオ フー マ?:先に払う必要がありますか?)」と確認を入れないと、
お金を払うタイミングが分からずソワソワしてしまいます 笑
一つだけ目印になるのは、お店の壁にたまに貼り付けられている
「請先付款」あるいは「請先結帳」の4文字。
これは「先に支払いを済ませてください」の意味ですので、
この文字があればオーダーと同時に支払いをすませるタイプのお店です。
注文したい内容を書き込んだ先ほどのオーダー表と一緒に
お財布も持ってカウンターまで行きましょう。
やっかいなのは「請先付款」が書かれていないからと言って、必ずしも後払いとは限らないこと。
僕のようにソワソワしてしまって落ち着いて食事を楽しめないという方は、
オーダー時に店員さんに聞いておくと安心かもしれません。
小皿のおかずは自由にとって良い。
店内をよくよく見渡してみると、
小皿に盛られたおかず類を並べた棚やテーブルが置かれていることがあります。
これは「小菜」と言って、好きなものを自由に取れるシステムになっているので、
気になるものがあれば席まで持っていきましょう。
台湾ではメインのごはんや麺のメニューに合わせて、小菜を1~2個プラスするのが一般的な食べ方。
おかずの内容にもよりますが、だいたい一皿20~50元(=約75〜185円)の間に収まるかと思います。
名前が分かるようであればオーダー表に数字を書き込んでおいても良いですし、
分からなければお店の人に取ったものを伝えるようにしましょう。
極めてご当地な例になってしまって恐縮ですが、
僕の地元・香川ではセルフ方式でない讃岐うどんを食べに行くと、
おでんやいなり寿司、おにぎりなどがサイドメニューとしてお店の一角に並んでいて、
お客さんが食べたいものを自分で取れるようになっているのですが、あれと全く同じ感覚です 笑
他の地域でもおそらく同じような方式はあるかと思いますが、
香川で讃岐うどんを食べたことのある方はご参考までに。
麺は静かにいただく。
「いただきます!」の後のことについても、少しだけ触れておきます。
台湾はごはんを食べる時のマナーにはあまりうるさくない国ですが、
一つだけ日本人がやりがちで台湾では嫌がられることがあります。
それは「音を立てながら麺をすする」こと。
日本ではラーメン屋さん特集なんかをテレビで見ていると、
美味しさを強調するために「ズルズル~ッ!」と思いっきり音を立てて食べる場面がよくありますが、
台湾で同じことをやるとこれは逆効果。
台湾では麺をレンゲに取りながら口に運ぶか、
お箸を上下させて段階的に少しずつ口の方へ運びながら食べます。
日本から進出してきた有名ラーメン店は台湾でも大人気ですが、
日本のお店だからといって食べ方もみんな日本式かというとそんなことはなく、
お店に入ってもズルズルとすする音は全く聞こえてこないくらい徹底しています。
麺のお店で日本の習慣と同じように音をたてながら食べていると、
確実に白い目で見られることになるのでご注意を。
どんぶりに口はつけない。
麺のスープを飲むときは、こちらも音をたてないようにするのはもちろんですが、
どんぶりに直接口をつけて飲むことも台湾の人はあまりしません。
スープを飲むときは、レンゲですくって少しずつ飲むのが台湾式。
日本式の定食についてくるお味噌汁すらも
台湾の人はスプーンを使って一口一口丁寧にいただくので、
僕もすっかり「味噌汁にスプーン」が定着してしまいました 笑
同じく、食べ終わりが近づいてお椀の底に残ったごはんも器に口をつけてお箸でかきこむことはせず、
取りづらくなってきたらスプーンやレンゲを使ってすくいながらいただくのが多数派です。
ただ、先ほどの「音を立てながら麺をすする」に比べるとタブー度は低め。
絶対に避けるべき、というほどの動作ではないのでそこまで躍起になる必要はありませんが、
台湾式のスマートを徹底したい方は知っておくと良いかもしれませんね。
まとめ
今日は、台湾のローカル店へ食事に入る勇気が湧いてくる6つの心得
についてまとめてみました。
僕も初めて台湾に旅行で来た時には中国語がほとんど話せなかったため、
一人ごはんにはかなり苦労していましたが、だんだんと現地のやり方を知るにつれて
初めてのお店でもずんずん入っていける度胸みたいなものが付いてきました 笑
言葉が分からないからと言ってあきらめてしまうのは惜しすぎるくらい
台湾には美味しいグルメが目白押しですので、
この記事を参考にぜひいろいろなローカルスポットに挑戦してみてくださいね!
台湾での食事マナーも踏まえつつ、楽しく台湾グルメ旅行を楽しみましょう!
※記事中の日本円表記は1元=3.7円で計算しています。(2017年2月現在)
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どこに泊まろうかとお悩み中の方は、ぜひご参考いただけるとうれしいです!
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