ロモグラフィーのトイカメラで撮る台湾。「Diana F+」のフィルム写真は、どんな仕上がりになる?

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ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+」で撮影した台湾の風景たち

トイカメラで写真を撮影すると、どんな仕上がりになる?フィルムカメラブランド・ロモグラフィー(Lomography)の「Diana F+」で切り取った台湾の風景をまとめてみました。

こんにちは!10年ほど前、トイカメラに熱を上げていた台北在住のMae(@qianheshu)です。

みなさんは、「トイカメラ」って、ご存知でしょうか?

カメラはカメラなのですが、とってもシンプルな構造で、まさにおもちゃのようなフィルムカメラ。

僕は、まだ日本で暮らしていた頃〜台湾で暮らし始めた頃にかけて、このトイカメラに熱中していたことがあります。

時間がある時はふらりと出かけて、気の赴くままにパシャパシャと、街の景色を撮影しておりました。

僕が使っていたのは、フィルムカメラブランド・ロモグラフィー(Lomography)の「Diana F+」というトイカメラ。

長い間、カメラの存在すら忘れていたのですが、先日ふと思い立って部屋の整理をしていたところ、クローゼットの奥からひょっこり出てきたのです。

当時使っていたカメラと、撮影したフィルム写真たち。

それらを眺めていると、何だか無性になつかしくなって、トイカメラに関することを書いてみようかな、なんて思いついた次第です。

写真アプリでも「トイカメラ風」加工はよく見かけますが、本物のトイカメラって、一体どんな写真が撮れるのか?

今日は、僕がロモグラフィー(Lomography)のトイカメラで撮影した、台湾の写真たちを整理してみたいと思います。

目次

フィルムカメラブランド・ロモグラフィー(Lomography)って?

ロモグラフィー台北大使館の外観
ロモグラフィーのポスター

「ロモグラフィー

(Lomography)」は、

オーストリアに拠点を置く

フィルムカメラブランド。

 

ロモグラフィーの

起点とも言えるカメラ

「Lomo LC-A」、

 

35mmフィルムで撮る

「La Sardina」、

 

魚眼レンズ装備の

「Fisheye」などの

フィルムカメラを始め、

 

周辺アイテムや

各種フィルムなどの取り扱いも。

 

オンラインはもちろんのこと、

世界各地の街に

ショップが展開されており、

 

台北では、

MRT忠孝敦化駅の近くに

「台北大使館」と

名付けられたお店があります。

 

ロモグラフィーのWebサイト

のぞいてみると、

「ロモグラフィー10ゴールデンルール」

という、

 

トイカメラを楽しむための

提案なども掲載されており、

フィルムカメラへの深い愛が

感じられるブランドです。

 

ロモグラフィーのフィルム現像サービス
ロモグラフィーで現像したフィルム

僕がロモのカメラを購入したのは、

まだ日本で暮らしていた

10年以上前のこと。

(たしか、ヴィレッジヴァンガードで
購入した気がします。)

 

台北に来てからは、

ロモのショップで主に、

フィルムの購入や現像で

お世話になっていました。

 

現像では、

デジタルデータのスキャンを

お願いすることもでき、

 

昔はfrickrのアカウントに載せて、

写真好きの方々との交流を

楽しんだりもしていました。

僕の愛用していたロモのトイカメラ「Diana F+ BlackJack」。

ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+ BlackJack」
ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+ BlackJack」の上部

僕が使っていたのは、

「Diana F+ BlackJack」

という、トイカメラです。

 

現在のホームページには

掲載されていないので、

 

もしかすると、

すでに廃番になっている

機種かもしれませんが、

 

基本的な機能は

「Diana F+」と同じです。

 

トイカメラとは文字通り、

おもちゃのような

カメラのこと。

 

冒頭でも触れましたが、

「こんなに簡単な仕組みで

写真が撮れるんだ!」

と、驚くほど、

 

こちらのカメラも、

プラスチックでできた、

とてもシンプルな構造です。

 

ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+ BlackJack」のシャッター

シャッターは、

レンズ右側上方にある、

レバーを指でパチッと

下ろすだけ。

 

シャッタースピード1/60秒の

「ノーマル撮影」と、

 

レバーを下ろしている間、

シャッターが

開きっぱなしになる

「バルブ撮影」の2種類を、

 

シャッター横のレバーで

設定できます。

 

ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+ BlackJack」の露光調整

露光も調整でき、

「曇り」「薄曇り」「快晴」

「ピンホール」の4つから

選べます。

 

ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+ BlackJack」のピント

レンズを囲むようについている

輪っかをくるくるまわすと、

ピント調節に。

 

被写体との距離に合わせて

調節できますが、

 

近くて1m〜なので、

至近距離の撮影には

向きません。

 

ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+ BlackJack」の裏蓋
ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+ BlackJack」で使うフィルム

また、「Diana F+」の

大きな特徴なのが、

フィルム。

 

「ブローニーフィルム」と呼ばれる、

120mmのフィルムを使うのですが、

 

撮った写真は、

インスタントカメラでよくある

横長タイプではなく、

正方形に仕上がります。

では、

トイカメラを使って写真を撮ると、

どんな感じに仕上がるのか。

 

僕が、

「Diana F+ BlackJack」を使って、

台湾で撮った写真を

 

いくつか載せてみたいと

思います。

トイカメラで撮った写真の仕上がりは?「Diana F+ BlackJack」で切り取る台湾。

ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+」で撮影した台湾の風景_9
ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+」で撮影した台湾の風景_4
ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+」で撮影した台湾の風景_2

トイカメラと言えば、

一番の特徴は、

 

写真アプリの加工でも

よくある、

四隅が暗くなる効果。

 

「Diana F+」では、

快晴の時より、

曇りの日に撮ると、

 

この四隅効果が

より強めに出るような

気がします。

 

ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+」で撮影した台湾の風景_3
ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+」で撮影した台湾の風景_8

つぶつぶとした

フィルムの風合い。

 

よりレトロさが増す

この感じが、

トイカメラならではで、

 

台湾のノスタルジックな風景に、

とてもよく似合うように

思います。

 

ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+」で撮影した台湾の風景_10
ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+」で撮影した台湾の風景_12
ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+」で撮影した台湾の風景_5

また、

シャッターを押した後、

 

フィルムを巻かずに

2度目のシャッターを押すと、

「多重露光」に。

 

1つの写真に、

2つ以上の異なるイメージを

重ね合わせることができます。

 

時々、単純に

フィルムを巻き忘れて、

重ねて撮ってしまうことも

あるのですが、

 

これは

アナログなカメラならではの

表現かもしれません。

大雑把で、予測不能。思いがけない効果が加わるトイカメラの写真。

ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+」で撮影した台湾の風景_11

トイカメラの醍醐味は

何と言っても、

 

現像するまで

仕上がりが全く分からないこと。

 

ファインダーが

(一応)ついていて、

 

(一応)アングルも

決めたつもりで撮るのですが、

 

仕上がってみるとこれがもう、

思っていたのと全然違います 笑

 

慣れてくると、

うまく撮れるように

なるのかもしれませんが、

 

バッチリ決めた画面を、

きっちり写真に収めることは、

すごく難しいです。

 

「えっ!? なにコレっ!?」と、

思いがけない効果が

加わることも多く、

 

この大雑把さや予測不能さが、

デジタルに慣れていると、

逆に新鮮に感じられます。

 

ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+」で撮影した台湾の風景_1
ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+」で撮影した台湾の風景_7

例えば、こちら。

 

画面にドットや数字が

うっすら浮かんでいるかと

思います。

 

これ、実は

狙ってつけたわけではなく、

 

フィルムの裏側に

プリントされているマークが

映り込んでしまっています。

 

裏蓋についている

枚数確認用の覗き窓から、

外光が入り込んで

しまうためらしく、

 

それを知って以降は、

覗き窓をテープなどで

カバーするようになりました。

 

ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+」で撮影した台湾の風景_6
ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+」で撮影した台湾の風景_13

ピントがうまく

合っていなかったり、

 

カリカリとフィルムを

手巻きする際に

傷が入ってしまうことも、

日常茶飯事。

 

正直、画面全体を

きっちりと

コントロールすることに、

撮影の楽しみを見出す方には、

 

トイカメラは

向いていないと思います。

 

しかし反対に、

思いがけない効果を、

おもしろい「味」として

楽しめる。

 

そんな方であれば、

トイカメラにハマる素質は、

充分にあるかもしれません。

まとめ

ロモグラフィーのトイカメラ「Diana F+ BlackJack」のレンズ

今日は、

ロモグラフィーの

トイカメラで撮る台湾

として、

 

フィルムカメラで撮った写真を

まとめてみました。

 

純粋に、

「何だかおもしろそう!」

と思って、

 

何かの役に立つかどうかなんて

完全無視で、とことん楽しむ。

 

そういうある意味、

心に素直に従うことって、

 

歳を重ねるごとに

難しくなったり、

忘れてしまったり、

 

諦めてしまったり

しがちになるようなあと、

常々感じています。

 

でも、果たして、

そんな風に日々を過ごしていて、

いいのだろうか。

 

たまたま

クローゼットの奥から現れた

トイカメラを手にしてふと、

そんなことを考えてしまいました。

 

久しぶりに、

Dianaを首から下げて、

余計なことは何も考えずに、

街歩きにでも行こうかな。

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