台湾に住んで3年。自分が台湾化してきたと思う7つのこと。

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長靴を被る台湾のスクーター

台湾に来てから変わったこと?たくさんあるに決まってます!

こんにちは!久しぶりに会った昔のクラスメイトに「若くなったね!」と言われ、鼻歌が鳴り止まないMae(@qianheshu)です。

さて、学生生活1年、デザイナー2年と、計3年の月日を台湾で過ごしてきたわけですが、最近同僚や友人たちから「台湾人みたいだね。」と評価をいただく機会が、以前にも増して多くなってきました。

「どのへんが?」と聞くと答えはいろいろと返ってきますが、どうやら周りの影響を受けて、自分の中でどんどん「台湾化」が進行中のようです。

そこで今日は、自分でも「台湾っぽくなってきたかなぁ」と思うポイントをいくつかシェアしてみたいと思います。

みなさんも台湾で暮らしたら、こんな風になっちゃうかもしれません。

 

目次

1. 休日の装いが、ゆるゆる。

 

日本にいる時と明らかに変わった自覚があるのは、着ている服のこと。

 

休日の服の選び方が、とてつもなく無頓着になりました。

 

ゆるゆる台湾ファッションに身を包んだ『にじいろ台湾』作者:Mae

特別な予定が入っていない時に着ているものと言えば、

タンクトップ、ハーフパンツ、サンダルの3点セット。

 

しかもこれ、部屋着じゃないですよ。

 

食事や買い物も、このまま行っちゃいます!

 

日本ではタンクトップ1枚なんて、恥ずかしくてできなかったはずが、

今では休日のデフォルトスタイルになってしまいました。

 

というのも、これは台湾男子に感化されてのこと。

 

みんな肩・脚まるだしでスクーター乗り回していたり、

犬の散歩をしていたりするわけです。

 

そんな姿を毎日のように見ていたら、

 

「休みの日くらい、テキトーでもいいか。」

 

と思うようになりました。

 

実際にやってみると、これがまた楽なことこの上ない!

暑くてジメジメの台湾で、快適に過ごすための知恵だったわけですね。

 

「郷に入りては、郷に従え」、まさにその通りだと思います。

 

ちなみに、西門東區に行く時はもちろん、もうちょっと気合い入れますよ。

 

2. 歩くスピード、ワンギアダウン。

走るサラリーマン

僕、歩くのは早いほうです。

 

少なくとも、台湾では。

 

その自信は日本に戻るたび、見事にうち砕かれてしまうのです。

 

お気づきでないかもしれませんが、

みなさん実は相当スピード出されてますよ!

 

日本の繁華街なんかを歩いていると、

僕は何だか歩道のど真ん中にたたずむ電信柱か何かのような気分になってしまいます。

 

一人、また一人と肩をかすめるように通り過ぎていく日本のみなさん。

 

どうやら僕は、3年間の台湾生活でギアが一つ外れてしまったようです。

 

台湾の有名サンダル「藍拖鞋」

台湾には、おじいちゃん・おばあちゃんに育てられた子がたくさんいるから、

彼らの歩くスピードに合わせてみんなゆっくりになってしまったのか。

 

はたまた、美味しいものを食べながら、おしゃべりに夢中になりながら

歩くのが習慣になっているからなのか。

 

理由は定かではありませんが、そんな台湾の人たちに囲まれている間に、

僕のスタンダードも台湾式に近づいてきているみたいです。

 

3. 臭豆腐は、おいしいにおい。

 

台湾夜市の名物といえば?

 

小籠包?魯肉飯?雪花冰?いやいや、もう一つ!

 

大事なもの、お忘れじゃないですか?

 

台湾夜市名物「臭豆腐」

美味しそうな香りの合間に、何の前触れもなく漂ってくる「あのにおい」

 

そう、泣く子もだまる「臭豆腐」です!

 

鼻の曲がりそうになる強烈なにおいに悲鳴を上げる様子がおもしろくて、

日本からの友人たちには必ず食べさせるようにしています 笑

 

僕も台湾に来たばかりの頃は、とてもじゃないけど口にする勇気が出ませんでした。

 

が、「実はすごく美味しいのだ!」という経験を積み重ねること、はや3年。

今はもう、あのにおいに苦しめられることは皆無になりました。

 

あれは、むしろ…

 

「美味しそうなにおい!」

 

臭豆腐は、夜市に行く楽しみの一つですらあるのです。

 

「鼻、麻痺してますよ!」と言われればそうかもしれませんが、

「美味しいものは、美味しい!」で、まあ良いではないですか。

 

4. 歩きながら、食べる。

台北・楽華夜市のメイン通り

台湾の夜市文化によって養われた、もう一つの変化。

 

夜市の屋台には座席がないお店も多いですから、そういう時は必然的に、

文字どおり「食べ歩き」をすることになります。

 

優しい甘さが懐かしい「雞蛋糕」をかじりながら、

レモンの酸味と唐辛子の辛さが爽やかな「涼拌木瓜」をほおばりながら、

次なるグルメを求めてひたすら歩く。

 

そんなことを続けるうち、

歩きながら食べることに全くもって抵抗を感じなくなりました。

 

今やその習慣は夜市にとどまらず、

バナナの皮をむきながら、牛乳をストローで吸い込みながら、

街を歩いていることもしばしば。

 

「お料理は座って、素材の味を楽しみながら、

 お行儀よくいただきなさい!」

 

という教えは、台湾ではひとまず傍らに置いておくことにします。

 

5. 夜更かし。

台北MRT(地下鉄)西門駅前

本屋にメガネ屋、携帯ショップに歯医者さんまで。

夜市のみならず、あらゆるサービス業が宵っ張りなのが台湾のスゴイところ!

 

夜10:00近くになっても、街はまだまだ眠る様子を微塵も感じさせません。

 

相変わらずビュンビュン走り回っているスクーターに、

コンビニのテーブルに陣取ってスマホゲームで盛り上がる男子たち。

 

0:00を回っても、豆漿店は夜食を楽しんでいるお客さんで満席状態。

 

しかも、これが平日の光景だと言ったら、日本人なら誰もが驚くはずです。

 

台北・西門町の小吃エリア

かくいう僕も、台湾に住み始めてからというもの、

夜遅くまで出歩くことが格段に多くなりました。

 

おかげで夜11:00を過ぎてやっと帰宅、ということも日常茶飯事。

それでも意外なことに、翌日の仕事には響かないから不思議です。

 

台湾の人はもしかすると、

 

「存分に楽しむことこそが休息!」

 

ということを、無意識のうちに知っているのかもしれません。

 

6. 運動がある日常。

 

台湾には年齢にかかわらず、

身体を動かすことが好きな人が多い印象があります。

 

台北・永安市場「四號公園」

それが一番よく分かるのが「公園」

 

朝の公園は、年配の方たちの憩いの場。

 

みなさん集まって太極拳を打っていたり、社交ダンスの練習をしていたり、

設置されている健康器具をフル活用して運動していたり。

 

「なぜ朝からそんなに悠々自適?」

 

と職場に行く道すがら疑問に思いながらも、元気いっぱいな様子に毎朝心が和みます。

 

そして夜は、若者たちも加わって運動場化。

 

ランニングやバスケットボール、筋トレ…

思い思いの種目に打ち込むスポーツマンたちが公園に大集合します。

 

「よく食べ、よく動く。」

 

台湾人たちの旺盛なバイタリティーの源を、公園を見て理解しました。

 

夜の公園に佇む鉄棒

そんな彼らに混じって、身体を動かすようになった僕。

 

日本ではランニングシューズすら持っていたかったはずが、

今では一周1kmの公園2周を走った上で、

鉄棒にぶら下がって懸垂なんかをやっている。

 

体育の成績が最悪だった過去からは考えられないほど、僕にとっては劇的な変化です。

 

7. 口数増加。

台湾で一番使われている中国語テキスト「視聽華語」

中国語を覚えたことによって、思いもよらない効果が一つありました。

 

それは、人見知りでなかなか自分から話を切り出せないタイプの僕が、

話し言葉でのコミュニケーションを楽しめるようになったこと。

 

中国語には日本語にはない独特のリズムがあって、

これを掴むと不思議なことに、次から次へと言葉が湧いて出てくるのです。

 

話しているうちに脳内が活性化してくる感じ、と言いましょうか。

 

外国語でコミュニケーションが取れるようになった自信のおかげ、

とも言えるかもしれません。

 

台湾ならではの年齢にとらわれない「フラットな関係」も、

それを後押ししてくれています。

 

これまでに感じたことのない、

「話すことの楽しさ」が分かるようになりました。

 

これも「台湾化」のもたらしてくれた変化の一つかな、と僕は思っています。

 

人見知りもだいぶ出なくなってきたはずですが、

もし挙動不審なMaeに出くわしても、どうか責めないであげてください 笑

 

まとめ

長靴を被る台湾のスクーター

今日は「自分が台湾化してきたなと思う7つのこと」をご紹介しました。

 

こうやって整理してみると、多くのポイントで共通しているのは

「力が適度に抜けた」ことにありそうですね。

 

力が抜けたからこそ「服装がゆるく」なり、「歩くスピードが遅く」なり、

「歩きながら食べ」、「夜更かし」するようになった。

 

ギア一つ落としてくれる空気。

 

これが僕にとっては良い方向に働いているのかなと、そう思いました。

 

僕、やっぱり台湾のこと好きみたいです。

まだまだ、台湾からは離れられそうにありません。

 

▼台湾の不思議な魅力について知りたい方はコチラをぜひ!▼

 

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