アジア最大級のゲイパレードに、あなたも参加してみませんか?
先日ゲイクラブに遊びに行ったら、聞いたことのないK-POP全開で、青春が遠ざかっていくのをヒシヒシと感じています。Mae(@qianheshu)です、どうもこんにちは!
流行は追いかけなくても良いけれど、知っておいて損はないですよね。
人としても、デザイナーとしても、「時代遅れ」と言われないように、アンテナはりはりしておきます。
さて、みなさんは「ゲイパレード(LGBTプライド)」を見たことがありますか?
そして、どんなイメージをお持ちでしょうか?
今日は、昨年2014年のパレードの様子を交えて、アジア最大と言われる「台灣同志遊行(台湾LGBTプライド)」についてご紹介します!
これを読んだあなたはすぐに飛行機の準備を!今年のパレードはまもなく開催です!
その規模、なんと約7万人!
台湾では同性愛者のことを「同志 ( tong2 zhi4 )」と呼びます。
「遊行 ( you2 xing2 )」がパレードの意味ですから、「同志遊行」でゲイパレードとなります。
普段から自分のセクシャリティにオープンな人が多い台北。
加えてパレード当日は台湾全国からLGBT関連の団体や大学サークル、
個人の参加者が一同に集結します。
さらに、それだけではありません!
台湾以外に、日本やタイ、マレーシアなど世界各国の団体や個人も、
この日のために台北に飛んできます。
パレードの開催に合わせて台湾旅行を組む人もいるくらいですから、
その知名度たるや留まるところを知りません。
2014年の参加者は、約7万人!
同じく2014年に行われた東京のゲイパレードの参加者数は
約3,000人と言われていますから…
なんと、23倍です!
「アジア最大」と言われるゆえんが、お分かりいただけるかと思います。
レインボーフラッグが開始の合図。
出発地点となった總統府前には、気合いの入った参加者たちが大集結。
競泳パンツ姿のたくましいお兄さま方や、ディズニーキャラのコスプレ軍団、
伝統衣装に身を包んだタイボーイズたち…
にじいろくまもんも発見しました!
思い思いのコスチュームやアイテムを持参して、みなさん準備万端な様子です。
開始時刻になり、全長30mはあろうかという巨大なレインボーフラッグ登場!
出発を待ちわびる参加者の間をすり抜けるように、先頭に立って進路をとります。
先頭を行くレインボーフラッグに続くように現れたのは、
レインボーカラーのバルーンで飾ったパレードカー。
なんと、東京レインボープライドの横断幕を掲げていました!
台北なのに、先頭は東京!
意外なサプライズにとまどったのは、僕だけではなかったはず。
とは言え、これはもはやアジアを代表する立派な国際イベントですから、
盛り上がればオールOK、ということでしょう!
それにしても、台北のパレードカーはいずこに?
台北の街が「にじいろ」に染まる。
台北のパレードがおもしろいのは、参加スタイルがとにかく自由なこと。
たまたま道路でパレードに出くわした人が隊列に飛び込んできたり、
レインボーフラッグをリュックに挿したまま道端の小吃店でお昼ごはん食べてたり、
コスプレ姿のままコンビニでちょっとお買い物してたり。
何というか、良い意味で「ゆるい」んですよね。
入るも自由、出るも自由。
だから、街じゅうにすごく自然なかたちで「にじいろ」が広がっていくんです。
もはや年に一度の恒例イベントとして、台北市民の日常に溶け込んでいるような、
そんな感じです。
そして、参加しているのはLGBT当事者ばかりではありません。
ストレートの男女カップルや、ゲイの息子さんを持つお父さんお母さん、
ゲイの友人を持つ人たち…
「自身はLGBTでなくても、一緒に支持の気持ちを伝えたい!」
そんな人たちも多数参加しているんです!
「ストレートもゲイも関係ない。みんな同じなんだ。」
多様性を受け入れる意識が、台湾社会には広く浸透し始めている証拠かもしれません。
そして、何と言っても7万人が一度に街を練り歩くわけですから…
片側3−4車線もある忠孝東路や仁愛路が、レザーで固めたマッスルボーイや、
泣く子も黙る(?)濃厚メイクのドラァグクイーン、
プラカード片手に歩く参加者たちで溢れかえります!
車なんて、もちろん通れません!
10分以上同じ場所で眺めていても、隊列が途切れる気配は一向に感じられないほどです。
なにやら、前方からひときわ賑やかな声が聞こえて来ると思えば…
大音量でEDMを響かせるパレードカーが!
周りに群がるボーイズたちはハイテンションで踊り狂い、
まるでクラブ並みの盛り上がり!
秋とはいえ30度近い気温の中、暑さにも負けずエネルギー全開です。
途中、台北の観光名所、中正紀念堂に差し掛かったところで、パシャリ。
中国大陸からのツアー観光客の一団も、予期せぬドンチャン騒ぎとの遭遇に興味津々の様子。
彼らの目にはこのパレード、どのように映っていたのでしょうか。
非常に気になるところです。
お昼過ぎから歩き始めて、台北中心部を一周するように歩くこと3時間。
太陽が西に傾き始めた頃、最初の集合地点だった總統府が近づいてきました。
総統府前の凱達格蘭大道に「にじいろ」な想いが集います。
夕日のオレンジ色の光と、あたりにただよう一体感とが相まり、
感動的なフィナーレとなりました。
「参加してよかった!」
「来年もまた、この場所に立っていたい。」
心からそう思わずにはいられない、パワーに満ちた意義あるイベントでした。
アジアの希望の星、台湾。
「にじいろ」な未来に、期待はどんどん膨らむばかりです!
まとめ
今日は、まもなく開催される
台湾のゲイパレード「台灣同志遊行(台湾LGBTプライド)」
をご紹介しました!
「台灣同志遊行」はゲイとストレートの垣根を越えた、
まさに新時代のシンボルとも言える一大イベント。
「おもしろそう!」
「楽しそう!」
あなたのその期待、実現するなら今がチャンスです!
2015年の台湾ゲイパレード「台灣同志遊行」は10月31日開催予定です!
アジア最大級のイベントにぜひ参加したいという方、
台湾旅行をご計画中の方、ぜひこの日に合わせてプランを立ててみてはどうでしょう。
新しい台湾のすがたを、ご自分の目で見てみませんか?
台灣同志遊行聯盟 Taiwan LGBT Pride 【 facebook / 公式ページ 】
それでは今日はこのあたりで。
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