引っ越しするならどこにしよう?台北在住4年目の僕が密かに狙っている、次なる生活エリア候補をランキングしてみました!
こんにちは!3月に入って早々、すでに半袖半パンデビューを果たしたMae(@qianheshu)です。
毎年、お部屋の契約更新時期が近づくと「引っ越し」が頭をかすめる台湾での生活。
あと3ヶ月ちょっとで更新ということで、「今回はどうするかな〜」と迷い中のこの頃を過ごしております。
そこで今日は「もしも新しい部屋を探すとしたら、どこに住んでみたいか?」という視点から、台北の5つのエリアをピックアップしてみました!
台北での新生活が始まる予定のある方、あるいはすでに台湾在住で環境を変えてみたい方へ、MaeのオススメエリアBEST5をお送りいたします!
第5位:台電大樓
台湾大学、師範大学、台灣科技大学、台北教育大学…など、
大学の集まるエリアのちょうど真ん中に位置するのがMRT松山新店線(グリーンライン)の
「台電大樓」駅(駅番号:G08)。
学校に近いとあって、駅周辺は台湾人学生にはもちろん、外国人留学生の間でも
ダントツの人気を誇る下宿エリアなのです!
通学に便利なのはもちろんのこと、「師大夜市」や「公館夜市」、「永康街」と
徒歩圏内には優秀なグルメスポットも豊富。
さらには、台北中から文青(文藝青年)たちが集まってくる場所としても有名で、
カフェや古本屋、レコードショップなどセンスあふれるお店も満載です!
そんな魅力に惹かれて、会社帰りや休日を粋に過ごしたい社会人や、
「学校の近くに住むと、かしこい子が育つ」と信じる親御さんたちも、こぞってこのエリアに大集合。
となると、予想はつくかと思いますが、家賃設定は高め。
トイレ・シャワー付き(キッチンなし)の「套房」で、
どれだけ安く見積もっても10,000元(=約35,000円)は超えてしまいます。
そして、値段の割には古かったり、狭かったりと、部屋の設備に難ありなことも多々。
部屋のクオリティを上げたい場合は、さらに家賃を多めに出すか、
3〜5人でシェアする「雅房」を検討してみるのも良いかもしれません。
しかし、「環境の良さはやはり捨てがたい!」ということで、
新生活エリア候補第5位にランクインです。
メリット:
● 通学・通勤が超便利
● 豊富すぎるグルメスポット
● 文青好みのロケーション
デメリット:
● 家賃が高め(10,000元〜)
● 部屋の設備を考えるとコスパが△
第4位:松山機場(民生社區)
街のど真ん中にある「松山機場」の目の前に広がる閑静な住宅街。
MRT文湖線(ブラウンライン)の松山機場駅(駅番号:BR13)と
中山國中駅(駅番号:BR12)の中間ぐらいに広がるエリアです。
「民生社區」の名で親しまれているこのエリアは
「とても住みやすい!」と、台北市民の間でもよく知られています。
大人気のパイナップルケーキ店「微熱山丘 Sunny Hills」のあるエリアと言えば、
ピンとくる方もおられるのではないでしょうか。
空に向かってぐんと伸びる街路樹の緑があふれまくる民生社區の街並み。
鳥の鳴き声なんかも聞こえてきて、
都会の中心ながら慌ただしさを感じさせないところが魅力です。
こちらも台電大樓と同じく、カフェやレストラン、洋服店などが並ぶハイセンスエリア。
ちょっぴり大人な雰囲気のただようお店が多く、
ワンランク上のライフスタイルが息づいている街という印象です。
つまり、家賃もワンランク上。
このエリアでお部屋を借りるには、
「套房」で15,000元(=約53,000円)以上は見ておいたほうがいいかもしれません。
僕の今の収入ではかなりヨイショがいるので、
ここで新生活を始めるのはあまり現実的ではないですが、
それさえクリアできれば「ぜひとも住んでみたい場所」の一つです。
メリット:
● 緑が多いリラックス空間
● 空港が目の前で楽々出国
● センス満点の周辺環境
デメリット:
● 台北指折りの家賃の高さ(15,000元〜)
● MRT駅から距離がある(徒歩10〜20分、社區内の位置による)
● 飛行機の音が気になる(かも?)
第3位:永安市場
「アクセスの良さ」、「家賃」、「部屋の広さ」、「周辺環境」…
あらゆることを現実的に考えた末に行き着いたのが、
僕の現在住んでいるMRT中和新蘆線(オレンジライン)の
「永安市場」駅(駅番号:O03)エリアです。
厳密には台北市ではなく、お隣の新北市というところにあるのですが、
MRTに乗れば台北市内へは、たった二駅。
そんな至近距離にもかかわらず、家賃は台北市内の何と2~3割安!
8,000元(=約28,000円)あれば、
ひとり住まいには充分な広さの「套房」を見つけることも可能です!
周辺にはランニングに最適な「四號公園」に、蔵書数豊富な「国立図書館」、
巨大な伝統朝市「永安市場」もあれば、「樂華夜市」へも徒歩圏内!
その上、カフェや小吃店もたくさん立ち並んでおり、
このエリアだけで生活が完結してしまうほど、便利すぎる環境が整っています。
ただし、環境の良さゆえ、人口密度は台北都市圏でもトップクラス!
夜遅くでもスクーターが行き来したり、どこかの窓から話し声が響いてきたり。
平日・週末を問わず、どこもかしこも「人だらけ」なのがこのエリアの欠点ですね。
お世辞にも「閑静」とは言えませんが、快適に暮らす上での条件は相当に満たされているので、
一度住むと離れがたい魅力を兼ね備えた、ステキなエリアです。
メリット:
● 交通アクセス◎
● 家賃がリーズナブル(8,000元〜)
● 生活が便利すぎる周辺環境
デメリット:
● 人口密度極高
● 昼も夜もちょっとうるさい
第2位:新北投(北投溫泉)
良質な温泉が湧いていることで有名な「北投温泉」の温泉街が広がる
MRT淡水信義線(レッドライン)の「新北投」駅(駅番号:R22A)周辺は、
意外な穴場エリアではないかと個人的に大注目中。
「套房」で1ヶ月12,000元(=約42,000円)と聞くと確かに安いとは言えませんが、
「キッチン付き」で「部屋で温泉が楽しめる」としたら?
「もしや、超おトク?!」
と、僕は心揺り動かされています。
台北中心部だったらキッチンもバスタブもない小さなワンルームのところを、
新北投なら豪華設備の生活を満喫できてしまうわけです。
しかも、本格的な温泉へも徒歩で行けてしまいますから、
このメリットは凄まじく魅力的です。
さらにこのエリアは、夜がとにかく静か!
チリチリと鳴く虫の声が聞こえてくるくらい「シーン」と静まりかえって、
同じ台北とは、にわかには信じられないほどです。
「騒音に邪魔されない快適な睡眠。」
都市部ではお金を払ってでも手に入れたい貴重なものではないでしょうか。
ただ、新北投に住むと心配なのは、やはり台北中心部へのアクセス。
MRTでつながっているとはいえ、中心部へ向かうには3-40分は見ておいたほうが良いかと。
さらに、台湾には日本でいう「定期券」も、会社からの「交通費支給」もないため、
毎月の交通費が意外とかさみます。
仮に台北中心部の「忠孝復興」駅まで行くとすると、片道40元(=約140円)。
往復80元 × 出勤日数22日=1,760元(=約6,100円)が1か月必要になってきます。
「そこまで負担してでも住むか?」というところで、未だ足踏み状態です。
しかし部屋の設備と住環境に関しては、台北市内でも文句なしのピカイチですね。
メリット:
● 部屋のコスパが最高(12,000元〜/キッチン&温泉付き)
● 温泉が楽しみ放題
● 快適に眠れる夜の静けさ
デメリット:
● 台北中心部から遠い(MRTで3-40分)
● 交通費が高い(1,500元〜)
第1位:淡水
そして、僕の選んだ第1位は台北っ子の大人気デートスポット「淡水」です!
台北都市圏では唯一の海に面したエリアということで、
淡水に住むのは海が大好きな僕の憧れ。
通勤前には「朝日に光る海」、退社後には「海に沈む夕焼け」を毎日のように眺められます。
週末は海辺に座って読書にふけったり、海風の吹くカフェでブログを書いたり。
こんな絶好のロケーション、台北近郊では淡水以外にありえません!
しかも、淡水までくれば家賃は驚くほどリーズナブル!
6,000元(=約21,000円)くらいでも、
一人暮らしには充分な広さの「套房」に住めてしまうのです!
MRTでたどり着けるエリアの中でも、間違いなく最安水準でしょう。
デメリットはもうお気づきかもしれませんが、台北中心部まですこぶる遠いこと。
第2位の「新北投」よりもさらに離れて、
最寄り駅はMRT淡水信義線(レッドライン)の終着点である淡水駅(駅番号:R28)ですから、
台北市内への通学・通勤に5-60分は必要になるでしょう。
また、新北投と同じ方法で計算すると、1か月の交通費は
往復110元 × 出勤日数22日=2,200元(=約7,700円)。
台湾水準のお給料でこの交通費、かなりイタいです。
ただし淡水の場合は、家賃が安く抑えられた分を交通費に回せるので、
うまくやり繰りすれば負担を減らすことも可能。
あとは「1時間の通勤時間をどう捉えるか」ですね。
毎日会社に出る必要のない仕事スタイルとかなら、即決で住んじゃうところですが…
海のそばで暮らせたら、(台風だけは怖いけれど)ホントに幸せだと思います。
メリット:
● 海がすぐ目の前
● 台北最高のリラックス・ロケーション
● 家賃が最安(6,000元〜)
デメリット:
● 台北中心部からかなり遠い(MRTで50〜60分)
● 交通費が相当高い(2,000元〜)
まとめ
今日は、台北在住4年目のMaeが選ぶ「台北の住みたいエリアBEST5」をご紹介しました。
最後にもう一度整理しておくと
第1位:淡水
第2位:新北投(北投溫泉)
第3位:永安市場
第4位:松山機場(民生社區)
第5位:台電大樓
という結果でしたね。
「どこに住めばいいか見当がつかない!」という方には、
僕は断然、第3位の「永安市場」周辺をオススメします。
台北中心部への「アクセス良好」ですし、「家賃は安め」、
「生活に必要なものがすべて周辺に整って」いますし、
「台湾らしさ」も適度に感じられる優秀なエリアだと思います。
ぜひ、お部屋探しのご参考にどうぞ!
それでは、今日はこのあたりで。
コメント
コメント一覧 (8件)
台湾の住宅情報ありがとうございます。すごく参考になりました。他の台北市内の情報も載せてくれるとありがたいです。
分かりました!ちなみにYoshiさんはどういう情報が見てみたいですか?参考にします!
会った時にもお願いしたのですが、お寺での正しいお祈りの仕方を知りたいです。後、台北市内の治安の良くない地域とかあったら、教えてください。
ああ!そうでしたね!お参りの仕方、僕も興味あるので台湾の友達に聞いてみます^^
アメリカでいう「治安の悪いエリア」ほどに危険な場所は台北にはないとは思いますが、調べてみます。
新世紀に切り替わるか、どうかの遥かな昔、MRTが淡水線+北投しか無い頃、中山住んでいました。天母に住む日本人が多い中、林森北路と新生北路の間、林森公園に面した欣欣百貨の並びのマンションです。
あの頃は、近所に日本のスパー「いなげや」があったり、広島が地盤の電気店があったり、規模は今ほど大きくはないですが、新光三越南京店もあり、日本人も多く住んでいた気がします。今は、どうですかね?
当時、天母は2LDKでNT$45,000~って感じで、新生北路はNT$38,000~って感じだったと記憶しています。
今は、どうなっているのでしょうか?
天母と林森北路、あと民權西路あたりは今も日本人の駐在員がたくさん住んでいることで有名ですよ!
むしろそれ以外のエリアに住んでいる駐在員の方は稀だと思われます。
僕は現地採用なので、そのエリアで部屋探しをしたことがなく現在の価格までは把握していませんが、
今の僕には手の届かない値段であることは間違いないです 笑
中山駅前に三越は今もありますが、他はどうでしょうか… ちょっと印象にありませんね。
ちなみに、現地採用の方や学生さんは台電大樓や中永和エリア(今はMRTが通っています)、
あるいは市内でルームシェアをしたりと、比較的家賃を抑えられる方法で住んでいる場合が多いです。
はじめまして。ブログ楽しく拝見をさせていただいています。今年台湾への転職を考えており、この記事は大変参考になりました。いま永和地区の企業から話を頂いているのですが、この地区は例えば中山地区のような日本人駐在員が多いとされている地区に比べると、日本人は少ない感じでしょうか。以前中山地区のホテルに滞在した際は多くの日本人を見かけ、また日本人を相手にする客引きにも多数を声をかけられたので、長く住むには日本人が少ない場所がいいかなと考えております。
ご参考いただいてうれしいです!ありがとうございます。
永和地区は台北市ではなく、お隣の新北市なので日本人率はグッと下がると思います。
僕は永和地区の隣の中和地区というところに住んでいますが、日本人の方を見かけることはあまりありません。
台北市内でも、中山地区の林森北路以外なら声かけされることはほとんどないかと思います。
あのあたりは日本人向けの飲み屋さんがたくさんあるので、特別です 笑