日本からも台湾からも近い国・韓国の街でも新鮮な驚きはたくさん。現在暮らしている台北の街と比較しながら、ソウルの街を眺めてみました。
こんにちは!先日6年ぶりに韓国・ソウルへと足を運んでまいりましたMae(@qianheshu)です。
韓国語が話せるボーイフレンドと一緒だったということもあり、初めての時と比べて、より自由度の高いスタイルで巡ることのできた今回のソウル旅行。
大きなことからささいなことまで、数多くの発見があって、とても刺激的な時間を過ごすことができました。
旅の中での発見には「台北の街と似ている」と感じた点もあれば、「こんなに違う!」と驚かされた点も。
やはり、実際に行ってみないと分からないことは、たくさんあるのだなあ、と実感しているところです。
今日は、僕の暮らしている台北の街と比べながら、韓国・ソウルで感じたことについてシェアしてみたいと思います。
1. 街の大きさに圧倒される。
ソウルに到着して真っ先に思ったことですが、街の規模がとにかく大きい!
東京や大阪など、日本の大都市に住んでおられる方にとっては、
「ああ、同じ感じだね」という印象なのしれませんが、
台北からやって来ると、ソウルの発展度合いには圧倒されます。
モダンで近代的な建物がバンバン立ち並び、地下鉄は10以上もの路線が網の目のように発達。
一大繁華街の「明洞(명동/ミョンドン)」などは、
何となく台北の西門町にそっくりのかなと思っていましたが、
実際に来てみると軽く2倍以上はエリアが広くて、ビックリしました。
台北は台湾の首都ではありますが、街の規模からすると、日本の地方都市と同じくらいの感覚。
ソウルの人口は台北の約4倍、面積は約2倍強と、
そもそもベースとなる規模が違うというのはあるかと思いますが、
それを分かっていてもやはり、アジア屈指の大都会の本領を目の当たりにした気分です。
2. 日本語が溢れている。
6年前に初めてやってきた際にも感じたことですが、実は街中に日本語が溢れているソウル。
観光スポットの案内などはもちろんのこと、地下鉄車内のアナウンスや、
ローカルな韓国グルメ店のメニューに至るまで、
かなり頻繁に日本語を目に(耳に)する機会があります。
親日と言われている台湾(特に台北)でも、日本語と接することは非常に多いですが、
ソウルでの出現度も台北に匹敵するほど高いように思いました。
台北と同じくソウルも、
日本人にとって非常に旅がしやすい都市であるのは、間違いなさそうです。
また、日本語と同様に、中国語を目にする機会も少なくなく、
海外からの来客を街をあげて意識しているのだな、というウェルカムな印象も持っています。
3. デザイン力が高い。
韓国は「ショッピング天国」とよく言われますが、まさにその名の通り、
物欲をくすぐるようなかわいらしいアイテムがたくさん!
今や世界的に有名な韓国コスメはもちろんのこと、アプリから派生したキャラクターグッズ、
伝統文化を取り入れた小物アイテムなど、
完成度の高いものがとても豊富に揃っているように思います。
そして、アイテムのみならず、おしゃれなレストランやカフェ、
古い町並みをリノベーションしたエリア、モダンで斬新な建築…
幅広い分野にわたって「デザイン」が重視されているのを、
ひしひしと感じました。
近年は台湾でも、デザインの力によって生まれ変わったアイテムやおみやげもの、
おしゃれなニュースポットなどが続々と登場してきていて、
クリエイターたちによる「進化」のパワーを感じますが、
ソウルのように磨きがかかってくるには、もう少し時間が必要なのかもしれません。
4. 辛くない韓国料理もある。
僕が今回の旅で一番楽しみにしていたのは何と言っても、本場の「韓国料理」。
「この機を逃さん!」とばかりに、初日からフルスロットルで食べ歩いていたのですが、
旅行3日目に差し掛かったくらいから、少々おなかの調子が気になり始めました。
理由は、韓国料理の「辛さ」。
どのお料理も野菜たっぷり&ヘルシーで、文句なしに美味しいのですが、
もれなく使われている唐辛子のおかげで、負担がかかってしまったようです。
しかし、ちゃんと探せば辛くない料理もあるのだなと、再認識したのはこの時。
骨つき牛肉を煮込んだスープ「カルビタン」や「ソルロンタン」、
韓国式の餃子「マンドゥ」や、海苔巻き「キムパプ」(中の具材による)など。
マイルドな味付けのものも意外とあるので、朝ごはんなどにもピッタリかもしれません。
もちろん、韓国料理にこだわらなければ選択肢はもっとありそうですが、
「韓国っぽさ」にこだわりたい方は、そういうメニューを合間で挟んで見るのも良いかと思います。
5. 危機への備えが日常に浸透している。
ニュースでもよく見聞きするように、しばしば緊張状態に陥ることもある、韓国の国際事情。
ソウルの地下街には「シェルター」を示すステッカーが貼られていたり、
通りの脇に非常用アイテムを常備した棚が設置されていたり。
「もしもの時」への意識が生活の中に浸透しているのだなと、
一旅行者でも感じ取れるほどの準備がなされていました。
また、街を歩いていると、かなりの頻度で見かける迷彩服を身につけた男子たち。
台湾でも兵役中の男子を見かけることはありますが、
韓国ほど街の中で遭遇する機会は多くないので、
そういう瞬間にもソウルという街の置かれた複雑な状況を、垣間見ずにはいられません。
6. ナイトライフの充実度が高い。
24時間眠らないエリアが人気を博す、宵っ張りなソウルの街。
僕はボーイフレンドと一緒に、
ソウル指折りのクラブ街・梨泰院(이태원/イテウォン)へ足を運んだ日があったのですが、
このエリアが盛り上がってくるのは、深夜1時を過ぎた頃。
クラブやバーはもちろんのこと、カフェやレストランなど、
この周辺のお店は夜通し営業しているところも多く、
地下鉄の運行が終わってもなお、街は人並みが途絶えることのない大にぎわいでした。
「そろそろ帰ろう」となった午前3時ごろでさえ、
これから入場しようとする若者たちで行列ができているクラブがあったり、
食事ラッシュさながらにレストランが大盛況だったり。
みなさん夜が開けるまで、エネルギッシュに遊びふけっておられました。
台北にも、夜遊び好きが集まるクラブやバーはありますが、
一歩外に出ればやはり、周囲は深夜の静まり返った雰囲気。
ソウルのように「24時間眠らない街」といったエリアはないため、
深夜でも日中さながらに盛り上がる熱気に満ちた空気がとても新鮮でした。
このナイトライフの充実度は、ソウルっ子のパワーの源なのかもしれません。
7. ゲイ御用達スポットも多い。
ナイトライフが充実しているというだけあって、
ゲイ御用達スポットも多く存在しているソウルの街。
スポットの数だけみれば、LGBTフレンドリーと言われている台北の街よりも、
はるかに多いのではないかと思います。
僕もソウルへ来たのは2回目なので、まだあまり詳しくはありませんが、
クラブへ行くなら「梨泰院(이태원/イテウォン)」、
バーでまったり過ごすなら「鐘路3街(종로3가/チョンノサムガ)」へ
行けば良いのかなという認識です。
韓国在住の友人と共に、鐘路3街のバー(→Shortbus)へも足を運んだのですが、
周辺は新宿2丁目さながらのゲイエリアとして知られていると教えてくれました。
ぱっと見ではあまり分からないものの、
なんと100軒以上(!)ものお店が並んでいるらしいので、
夜も存分に満喫されたい方はぜひ。
まとめ
今日は、台北在住の僕が韓国・ソウルを旅して気づいた7つの発見
についてまとめてみました。
台湾からも日本からも、韓国は近い国ではありますが、
やはりそこは異なる文化が息づいている場所。
1回足を運んで知ったつもりになっていても、
まだまだ新しい発見はあちこちに転がっていて、
改めて海外っておもしろいなあと、今回の旅を通して実感できました。
まだ海外に行ったことがないという方にも、
ソウルは観光しやすい都市かと思いますので、
ぜひ目的地の一つとしてご検討されてみてはいかがでしょうか。
もちろん僕が暮らしている台北も、
旅行しやすさという意味では日本人にとって屈指のレベルですので、
お忘れなきよう 笑
コメント